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冒険者

移動2日目


ついにコルト共和国が見えてきた。

海に面していて大きな港町があり、約3万人ほどの人口を誇る国。

初めての情景に初めての香り。

なんだかわくわくしてくる。


仮設のテントに案内され、個室を借りることになった。

個室なんて初めてでうれしい。ベットまである。

2週間は支援をしてもらえるようだが、身動きの取れる者はそれ以降は自分で生活をしていく必要があるようだ。


幸いにも自分はもはや健康体なため

早速冒険者組合の場所を教えてもらい、向かうことにした。


道中この国の情景を見て歩くがここはとても裕福で幸せそうな人が多い

いいところだと思えた。


町広場の市場を過ぎて大きな建物が見えてきた。

冒険者組合の様だ。


奴隷ではあったが字は読める、15年ほどの長い年月で主人の所有する本などを勝手にみていたからだ。


扉を開け、右往左往していると一人の女性が声をかけてきた。


*「あんた新人かい?受付ならそこのカウンターだよ」


乱暴な話し方だがいい人の様だ、軽い会釈をしてカウンターに向かう。


受付嬢「こんにちは、ご用件をお伺いしますね。」


シ「冒険者登録というものをしたいです。」


受「畏まりました。それではこちらにお名前と職業のご記入をお願いします。それと鑑定水晶をお持ちしますので記入してお待ちくださいませ。」


町娘の様な小柄な女性だが、きれいな顔立ちの人だ。


シ「職業は特にないのですが・・・」


受「では先に鑑定してから決めましょうね。お待ちください。」


シヴと記入して受付嬢が戻るのを待つ、近くの掲示板に目を移すと

何件か依頼が見えた、国の農村地帯のお手伝いや害虫退治なんかは受けられるだろう。


受「お待たせしました、それではこちらに手をかざしてください。」


言われるがままに水晶にてをかざす。


受「鑑定発動。」

 「無属性適正・・・固有スキルはクリエイト・・・」

 

受付嬢はしばらく無言になっているが、それよりスキルというものがわからないので

そわそわしていると


受「無属性の方は私は初めて見ましたが、スキルのクリエイトも無名スキルですね」

 「どのようなことができますか?」


シ「今まで魔法や戦闘などはしたことも使ったことがないんです。」


受「そうですか、では冒険業をしながらできることを捜してみてくださいね!」

 「魔物討伐や遠征のお仕事には複数人でチームを組まねば受けれませんので、

  その際はまたご相談ください。」

 「簡易的な装備品は使われなくなった中古品がお貸しできますのでご入用の際は私まで!」


素敵な笑顔でいろいろと説明をされた。

ひとまずはわからないことだらけだがお金を稼いで生活できるようにしなければ。


コルト共和国周辺の森でとれるママタケの採取という仕事がある。

食用で自然でしか取れない高級食材の様だ。収穫数に応じて15000ピコルと書いてある。


周辺の地理も知りたいのでこの仕事を受けることにした。


シ「この仕事受けたいと思います。」


受「では、初めてのお仕事ですので簡単に説明させていただきますね。」

 「コルト周辺地図はお渡ししておきます。また、群生地はコルト北東のルッツ大森林の湖周辺にあるようです。ここら辺はあまり居ませんが小型の魔物が出ますので軽装でもしていくといいですね!。」

 「収穫できましたら、こちらで納品ください。報酬と交換になります!」


シ「ありがとうございます。少し装備をお借りしたいのですがいいですか?」


受「はい。ご案内しますのでこちらへどうぞ。」


倉庫へ案内してもらいあたりを見回してみると

基本はボロボロの物ばかりだが、まだ使えそうだ。


受「シヴ様は体格もそこそこ良い方なので少し大物でもいいかもしれませんね。」

 「防具は今はまだ軽装でもかまいませんが、資金に余裕ができたら装備屋さんなどを見て回り、気に入った物を装備されるといいかもしれませんね。」


色々説明してくれるが特にこだわりはない。


シ「全くわからないので、お任せしてもいいでしょうか・・・」


受「畏まりました!。では、これとー・・・」


色々と本当に親切な人だ。


受「ではこれを装備してみてください!あちらでお着換えできますので。」


革の防具1式に紺色のケープ、武器はキノコの採取には不要そうな斧槍だ。

それに採取用の小型ナイフと小さな腰の荷入れ。

最後に指輪を一つ渡された。


受「お似合いです!慣れるまでは時間がかかりますが、お金が貯まるまでにはいい装備かと思います!

その指輪には回復補助の魔法がかかっています!自然治癒が向上する魔法です。小さなケガならすぐ治るかと思います。」


シ「色々とありがとうございます。なれないですが、頑張ってみます。」


自分ではまだまだぎこちなさが残る。

奴隷だったころは布切れみたいな衣服しか着ていなかったからだ。


受「そうそう、私はクエルと言います。今後もよろしくお願いしますね!」


シ「クエルさんよろしくお願いします。それでは早速行ってきます。」


あんまり話すのが得意ではないが、クエルさんとは話しやすく感じる。

奴隷だった頃は会話などすることもなくただ言われたことだけをしてきた。

今は人と関わる事がとても心地よい。


もらった地図を頼りに北東門を出てルッツの大森林へ向かう。


国を出て5キロほど歩けばすぐに森が見えてきた、国を少し離れると周りは林に森ばかり


森に入ると、野生の果物など自然な食糧はたくさんあり恵まれている土地だと感じた

地図の通り湖を目指して歩くと他の冒険者が戦闘をしているのが見えた。


小型の魔物 骨のような鳥と戦っている。


どのように戦っているのか見物していると

背後から地を這うような物音が・・・


これまた小型の(5mほど)蛇の骨のような物が出てきた。

戦闘経験は皆無だが早速斧槍を構えて大きく振りかぶる。


ガキンッ


硬い・・・斧槍の刃が欠けた。


何度も何度振りかぶるがびくともしない。

ガキンッ、ガキンッとあたりに大きく響いている。

蛇の骨のような魔物は動きが早くないので襲われても躱せそうだ。

だが、一向に倒せる気配がない。このままでは武器が持たない。

逃げるか、否か迷っていると先ほどの骨のような鳥と戦ってた一向が向かってきているのが見えた。


*「あんた、手伝うよ!」


聞き覚えのある声が聞こえた。

登場人物


シヴ・苗不明 2,3?歳 約15年の奴隷人生 出生不明 冒険者

スキル    無属性・クリエイト

装備     斧槍・ナイフ

見た目    身長180㎝ がっちり目 短髪の青みが買った銀髪に無精ひげ 目の色も青色


クエル・エルフィン 120歳 エルフ族 受付嬢

スキル    自然属性(風・土・水) 不明

装備     

見た目    身長150㎝ 耳長 目はキリっとしていて美人 髪も瞳もエメラルドグリーン


骨のような鳥 ボーンバード アンデット族 手練れの人間であれば瞬殺

骨のような蛇 ボーンスネーク アンデッド族 手練れの人間であれば瞬殺

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