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『市影譚 / Cityshade Tales』

『市影譚 / Cityshade Tales』⑥橋の下の青い幽霊

作者:鳥ノ木剛士
 湾岸の歩道橋の下に、夜だけ現れる“青い人影”。SNSで拡散され、心霊スポット化。見物客が増え、落水の危険も囁かれ始めた。
 桂一と相沢はまず「驚いたら立ち止まらず/設備に触れない」の掲示を置き、原因不明のまま調査を開始。成瀬(市民NPO)は潮・風・月齢から“出やすい夜”を地図化し、白鳥(外部SE)は所有者立会いで照明の運用を触らず記録する。

 手がかりは三つ。①水面で“揺すり”に反応する微かな発光、②橋のLEDにあるPWMの脈、③写真だけ“人影”に伸びやすい遅いシャッター。
 四人は「近い/似ている/不一致」で並べ替え、因果は断定しないまま、手順で絞り込んでいく。

 心霊か、物理か、それとも偶然が作る“見え方”か。三つの手がかりは一本の線になるのか——結末は、次の夜の水面が語る。
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