第5話 街の特産品/フェリス/温泉♨(๑^o^๑)♨
街の門を通過して、ルミちゃんの住む屋敷へと到着した。
馬車の中で、『敬語じゃなくてフレンドリーに話してほしいです』とルミちゃんに言われた俺は、ルミさんからルミちゃん呼びに変えた。
ルミちゃんの住む家は、かなり大きかった。
家というより屋敷というほうがしっくりくる。
説明してもらって分かったのだが、上級層エリアと呼ばれる場所にルミちゃんの住む屋敷はあるようだ。
家の門を潜り、大きな庭を通り、屋敷の前へと到着した。
玄関をくぐると、メイドさんが現れた。
客室へと連れてこられた俺。
部屋に入ると、中央に大きなテーブル。
そのテーブルを対面に挟みソファーが置かれてあった。
メイドさんが紅茶とお茶菓子を持ってきてもらい、飲食すること数分。
ルミちゃんに似た可愛らしい顔の女性と共に、ルミちゃんが現れた。
「あなたがルミとジーズを救ってくれたユキトさんですね。私はルミの母、フェリスです。この度はありがとうございました」
フェリスさんは、ソファーに座る前に立ったままの状態で俺に頭を下げた。
あふれんばかりの胸が、頭を下げることによりこぼれそうになり少し心配してしまう。
「どういたしましてです」
「すみません。夫は、今、別の街に出向いていまして……」
「あっ、全然気にしないでください」
夫の不在をわざわざ伝えてくれたのは、家の長がお礼を言うべきということを考えてだろう。
わからんけど笑笑
「助けていただいことに対して夫に代わって、お礼をしたいのですが、何がよろしいでしょうか?」
そう聞いてくるフェリスさん。
お礼。お金は、9999億9999万9499コイン分ある。
硬貨が同じことは、入門料を街に入る際に門番に渡して確認済みだ。
因みに、この街に入る際の入門料は大銅貨5枚の500円だった。
大銅貨一枚100円。
ドラゴンゲートⅠとおんなじ貨幣価値の様だ。
俺が馬車にいた人たちに振舞った飲み物やお茶菓子などの値段をいくらなら買いたいか?という感じで聞いてみて、なんとなく貨幣価値を把握した。
ミュウさんの所持する魔法のほうきは、『金貨10枚で100万円するようだ』
金貨は一枚10万円。
「不動産の紹介とかしてもらえませんか?建物はなくて、土地で良いので」
お金ならたくさんある。
お金に困ったら、ゲーム開始当初にホームメンバーが作った☆の数の少ない品々を売ればよいし。
建物じゃなくて土地の理由は、マジックアイテムバッグの中に建物が入っていることを確認したから。
「不動産の紹介ですか?」
俺の言葉に驚いた顔をしたフェリスさん。
「はい。自分は、傭兵として活躍していて、お金はあります。そろそろどこかに、腰をおろして住もうかと思っていたので、温泉のあるこの地に住みたいなと思いました」
ゲーム、ドラゴンゲートには傭兵が存在する。
ゲーム内では、戦の際、どちらの国に傭兵としてつくかによって最終的にホームメンバーになるお姫様の好感度が変わるのだ。
俺が、この街に居所をおこうと思った理由は、フェリスさんにも伝えたが、温泉だ。
なんと、この街には温泉があるらしいのだ。
街の特産について、馬車の中で聞いたら温泉の情報を聞けた。
日本人として、温泉は捨てがたい。
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