第1話 ドラゴンゲートの世界!?(*ˊૢᵕˋૢ*)
読もうと思っていただきありがとうございます。
あたたかいめで見守っていただけるとありがたいです。
「ここは、異世界ってやつだろうなー」
俺は、ふと誰もいない森の中で呟く。
日本人に大人気なゲームの一つ、ドラゴンゲートというゲームがある。
主人公は龍王の息子で、最終ボスのドラゴンのキングである父親を打破するために下界でレベルを上げて行くというストーリー。
龍の住む空島にもモンスターはいるのだが、正直、龍人の子でもレベルが低いと歯がたたない。
ある一定のレベルになるまでは、下界でレベルを上げなければならない。
そして、最終ボスの龍王を倒す前に立ちはだかるは、さまざまな龍の守る門。
龍人は産まれたときから空中を舞うことができるが、特殊な力に遮られ、その門を通らなければ、龍王の元へと到達できない。
最終的に、その龍の門番を倒していき、龍王になるという。
龍人の子の試練のようなものだ。
龍人族は、正直軒並み、能力値が高い。
主人公の仲間になる種族に、平均的に能力の上がる人間族。
魔力が高く、支援魔法や回復魔法に秀でたエルフ族(エルフ精霊族)。
魔力が高く、攻撃魔法に優れた魔族(魔妖精族)。
攻撃力が高いドワーフ族。
魔力がなく、魔法は一切使えないが、獣の種類によって能力値がかなり秀でた数値になる獣人族。
さまざまな種族を仲間にできるドラゴンゲートはクリア後も、強くてニューゲームができるため、発売後、10年経った今もかなりの人気ゲームだ。
レベルアップで覚える固定スキルや固定魔法もあるが、ある程度使用しないと覚えることができない隠し要素的な熟練度システムも導入されているのも長く愛されている原因の一つだと思う。
かなり、やりこみ要素のあるゲームだ。
同じ家に住む、通称ハウスメンバーと呼ぶが、そのハウスメンバーにドワーフを加えると、武器や防具を作ってくれたり家を建築したり改築してくれたりする。
良い家に住むと、1日のHP、MPの回復スピードが速いなど良いことが起こる。
ハウスメンバーにエルフを加えると、ホームでの果樹園栽培や、回復薬などの塗り薬などを作ってくれる。
エルフよりも上位の存在、ハイエルフは特殊な魔法薬のレシピを持っている。
ハウスメンバーに魔族を加えるのはかなり難易度が高いのだが、魔族を加え、なおかつ、ドワーフがいると魔剣を作るのに貢献したりするなど良いことがある。
主人公は、自身のレベルアップにしか興味のない設定なのかどうかは分からないが、生産系に関してはかなり不器用だ。
主人公が生産系を行なっても成功率はかなり低く、料理をする場合、ほとんどがゲテモノになってしまう為、如何にハウスメンバーをそろえるかがカギとなる。
主人公がレベルを上げるために得る経験値は、生き物であったらなんでもありで、モンスターや山賊、盗賊、海賊や、態度の悪い騎士など何でもあり。
ホームメンバーはホームに置いていく間に、時間経過とともにいろいろと作成してくれる存在。
主人公と一緒に行動する者にパーティーメンバーが挙げられる。
パーティーメンバーに、ドワーフを入れ鉱山に行くと、銅・鉄・金・白金魔鉱石などの鉱石の採掘確率が上がり、エルフを森に連れて行くと薬草や果実などの採取確率が上がる。
ホームメンバーは主人公以外にも結婚して子どもを授かることもあり、いわゆる第2世代が強かったりする。
ホームが小さいと周りに遠慮して子づくりを行なわない。
仲が悪いメンバーをホームメンバーに入れていると、子作りを行なわない。
など、さまざまな弊害がある為、そこら辺の配慮も重要だ。
主人公は龍人でかなり無双する存在。
第一の門、龍門をクリアする際に必要なレベルは1000。
最後の龍王に挑む際には9000は必要レベルが推奨されている。
なんとも先の長いゲームだ。
お読みいただきありがとうございます(*ˊૢᵕˋૢ*)