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地下道

暗い道を街灯が等間隔に照らす

走るのは先程リザと歩いていた道

ルイの家が直ぐそばまで見えてきた

鉄格子の前に着くとルネの息は上がり肩が大きく動いていた

「こっからあいつの部屋まで飛ぶか…

いや、リザがあの状態だと魔力の連携がどうなっているのかわからない…

ってさっき魔法使って平気だったからいいのか」

ルネの魔力は稀に見るほど少ない

だがその分知識はあった

リザの魔力は驚くほど持て余していた

そのために利用されていた

解放されてからも知識はほとんどなく魔力を使うことがなかった

そんな二人に師弟契約の魔力の共有化はとても都合が良かった

「ウリエル、来てくれ

ルイの部屋まで飛んでくれ

君の光の速さを僕に貸してくれるかい?」

ウリエルはルネの手のそばに現れ指にぶら下がっている

ルネは腰から杖を引き抜き地についた

「じゃあ頼んだよウリエル」

ルネが大きく息を吸いゆっくり吐き出す

吐ききる頃にフッ…とルネの姿は消えた


ルイの部屋では突然人型の光原が現れた

「ん!?なんだ!誰だ!」

ルイは慌てて立ち上がり腰から杖を抜いた

ソファには元気になったタイニーの姿がある

「あ、僕だ!ルネだ!」

姿が鮮明になりウリエルは消えた

「脅かすなよ、普通に入ってこれないのか?」

「急ぎだったんだ

王宮のやつがリザの影を切って牢獄に閉じ込めているらしいんだ

今すぐ助けに行きたい、なんでもいい知ってることを教えてくれないか」

その話を聞いたルイは信じられないと言った様子

「リザさんが…?

なんでそんなことになったんだ」

「終わったら話す、早く助けてやりたいんだ」

「あぁ、わかった

確か王宮には昔の囚人が作って王宮の人間には知られていない抜け道があるんだ

相当昔のことだから今囚われている囚人も知らないはずだ

その地図がここにある

これを使え」

「なんでこんなもの持ってるんだよ…」

「急いでるんだろ?いらないのか?」

「いや、ありがたく使わせてもらう

ありがとう」

そう言い再びウリエルを呼び出した

「ウリエル!次は~

この地図のここまで飛んでくれ」

「あ、おい!私もつれていけ!」

ルネが消えるか消えないかのところでルイはルネを掴み共に消えた

「え、突然すぎでしょ

本当に光みたいに現れて消えちゃったよ」

誰もいない部屋にタイニーの声が虚しく響いた


着いた場所は廃墟の前

廃墟の奥には王宮がそびえ立っている

「ここであってるんだよね」

「ああ」

辺りは暗く明かりもな

「ウリエル、小さめに足元を照らして」

ルネはルイと目を合わせ頷くと廃墟の扉を開いた

ギシギシと音を立てる床は今にも抜けそうで恐怖心を煽る

「そこの階段を降りて地下道を少し歩く」

ウリエルに照らされた先は暗く先が見えない

階段を降り地下道に出たところでウリエルに明るく照らすよう頼んだ

「リザさんの影を取り戻す算段は付いているのか?」

「ん?ない

邪魔やつが居たら眠らせる」

「…そうか」

照らされた長い道を足早に歩く

「なぁ、これいつ作られた道なんだ?

ずいぶん古そうだな」

沈黙に耐えられずルネが訊ねた

「確かかなり前、魔女の悲劇くらいだったと思うぞ」

「へぇ~」

「聞いてきたくせに興味なさそうだな」

「まぁ、その通りだしね」

ルイは軽くため息をつき遠くの方を見ると階段が見えてきた

「あ、おい、あれ出口じゃないか?」

「本当だ、急ごう」

走り出したルネについていくようにルイも走り出した


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