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初日で大失態!?の魔女 その1

『待たせてごめんなさい、ミナ。』



食べすぎたサラはトイレに長い間閉じこもっていた。




『あと5分で授業が始まってしまいます。急ぎましょう!』




二人は廊下を走りなんとか教室にたどり着いた。教室内の席はほとんど埋まっていった。するとサラの目に止まった人物がいた、金髪の緑の目をした人物そうケン王子だ。




『ねえ、ミナ。ケン王子って私達と同じクラスなんですか?』




『はい、私達と同い年でいらっしゃるので同じクラスです。』


サラは少しこの状況を気まずく感じた。昨日ケン王子とはアンダーワールドのことについて話していた。そして夢のことを誰にも言うなと警告されたのだ。できることならこれ以上なにか聞かれても答えられないのでケン王子とはあまり関わりたくない。なのに...。




『ミナ、サラも隣の席にどうぞ。』


ケン王子に隣の席を勧められてしまった。なんでだ。そんなことを考えながら隣の席に腰を下ろした。




しばらくすると、目の前にきれいな花びらが落ちてきた。


教壇の方に目を向けると先生だろうか、栗色の髪色をした人物が立っていた。




『あれって、先生ですか?』


サラはミナに問いかけたつもりだったが質問に答えたのはケン王子だった。


『うん、そうだよ。あの方はこの国でも上位5名には数えられるほどの実力の持ち主なんだ。ちなみにサンダー先生の属性は土だから植物関係の魔法にとても優れているんだ。』




『あの、魔法の属性とは違う魔法は基本使えないんですか?』




『まあそんなことはないけれど威力が格段と違うかな。皆それぞれ得意不得意があるっていう感じかな?例えば僕は水属性だから水関係の魔法は得意だ。でもそこにいるミナとは違って気の魔法を持たない僕はルックを使ったとしてもあまり探知できないんだ。』




『私の属性は不明なんですよね?ってことは私どの魔法使っても大した力が出ないってことですよね?』




『さあ、どうだろう。前にも言った通り君は未知の存在だからね。』


『そこの転入生!!』


ケン王子との会話に夢中になっていると急にサンダー先生に声をかけられた。




『見たことのない顔、君が今日から授業に参加するサラさんだね?』




『はい、私がサラ・クラークです。』




『クラスに居る皆は魔法学校入学時に属性をこのアトリビュートで検査している。君にもこの機械を使って属性を調べてもらう。』




それはきれいな宝石のような玉だった。


『白い光が発されたなら風、水色なら水、赤なら火、紫なら気そしてオレンジなら土だ。自分の属性を知っていた方が今後魔法を学ぶとき役に立つ。そういうわけだからこの玉に触れてくれ。』


あれ、この先生は私がこの学校に通うことになった理由を知らないのかな?そんなことを考えて玉に触れた。でも何も起こらない。




『サンダー先生、あの何も起こらないんですけど?』


『うん?それはおかしいな。どれどれ。』




先生が素手で玉に触れるとオレンジ色に光った。




『壊れてはいないようだ。もう一回触れてみてくれ。』




そう言われたのでもう一度触れてみる。けれども何も起こらない。




『サンダー先生、やっぱり何も起こりません。』




サンダー先生がふと左手を見るとキラキラと光ったものが目に入った。




『サラさん、それって制御ブレスレットですよね?』




サラが答えようとするとケン王子が口を開いた。




『サラさんはつい最近魔法に目覚めたようでまだ魔法のコントロールができません。なので私がこのブレスレットを差し上げました。』


続いてミナも口を開く。


『私がルックで彼女をみ、見つけたときもとてつもない魔法を感じました、なんだか恐ろしいものを。』




『なるほど、それで二人は彼女の属性を知っているのか?』




二人は顔を合わせて言う。


『それがよくわかりません。』




『じゃあサラ、一回そのブレスレットを取ってくれ。多分それがアトリビュートを妨げている。』




サラは嫌な予感がしたが言う通りにすることにした。

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