薄い少女
冒険者ギルドのエルフ族の受付に、今日の採集品を渡す。
体力草が20本と、消毒草が10本だ。
若いエルフ族の女性職員が、事務的な動作で、俺に20ドンコを渡してくれた。
20ドンコでは、1日分の食事もままならないな。
魔モノの討伐でもしないと、じり貧なって行くだけだ。
街の外れにある家に重い足を引きずって、帰っていく。
途中の屋台で、朝の売れ残りの固いパンと、得体の知れない何かの肉を、挽肉にした肉煎餅を買った。
何かの肉か分かるとマズイので、挽肉にしてあるんだろう。
何かの肉は味もマズイ。固いパンをただの水で胃の中へ流し込む。
何だか疲れた。やることも無いので、もう寝よう。
固い寝台とやけに湿っている、シミだらけの布団が臭い。
自分の匂いだから我慢できるが、他人には無理だろう。
一度くらいは、外に干した方が良いんだろうな。
まあ、良いや。それは明日以降の話だ。
寝るとするか。最近は良い夢が見られるので、楽しみだ。
今の俺の生きがいになっている。
寝台の横に、向こう側が透けている少女が、悄然と立っている。
少女は、10代半ばに見える。
桃色と青色の小花が散った薄い黄色のドレスというのか、ワンピースを着ている。
襟と袖と裾に、細かなレースがあしらわれている高そうな服だ。
ただ、すごく薄くて、透けているので、目を凝らさないと見えない。
顔は可愛い部類だろう。目は大きく無いが、鼻と唇が小振りで上品な感じだ。
髪は黒く、ストレートで、腰の辺りまである長い髪だ。
長い髪が肩に広がってから、お尻の方へ流れている。
少女はずっと立ったまま、俺を見ている。
俺は起きているのか、寝ているのか分からないが、身体は動く。
夢なら実際には動いて無い訳だが、たいして変わりは無い。
今までは、俺もただ見詰めているだけだった。
今日は動いてみよう。
俺は少女に近づく。
少女の髪を触ろうとしたら、手が少女の頭を突き抜けてしまう。
少女は、目を悲しそうに伏せた気がした。
胸を触ろうとしても、突き抜けてしまう。
少女は、慌てて胸を両手で守ったが、その両手も突き抜けている。
あれ、動いたぞ。
少女は、目を見開いて、怒っているように見える。
ワンピースの裾をめくろうとしても、突き抜けて裾が持てない。
少女は、慌てて裾を両手で固く握った。
少女は、口を大きく開いて、怒鳴っているように見える。
声も聞こえないのか。
少女がいじらしい動きをするので、興奮してきた。
少女を見ながら、自慰を始めることにする。
俺の家で、俺一人だからな。
今は、たぶん夢の中だし。
胸を触ろうとすると、少女が慌てて両手で胸を守る。
その動きが可愛い。恥じらうようすが、嗜虐心をそそる。
俺の手の動きが早くなる。
少女は、俺のあそこを吃驚したような目で見ている。
顔を両手で覆っているが、指の隙間から目が覗いてる。
その仕草が可愛い。動きがより速くなる。
もう限界だ。
俺のあそこから、白い汁が飛び出して、少女にかかった。
あれ、突き抜けないぞ。
少女は、悲鳴をあげたような顔になって、フッと消えた。
久しぶりに興奮して、満足出来た。
今夜は、良く寝られるぞ。
冒険者ギルドのエルフ族の受付に、今日の採集品を渡す。
体力草が20本と、消毒草が10本に、今日はゴブリンを1体討伐した。
ゴブリン1体で結構疲れた。
整った顔のエルフ族の女性職員が、事務的な動作で、俺に1ギンコと20ドンコを渡してくれる。
これだけ稼げれば、かつかつながら、何とかやっていける。
少し前までは、俺ももう少しは稼いでいたんだが、最近はやる気が出ない。
15歳の時に、この世界に転生してきて、結構な年数が経っている。
最初は、剣技のカウンターが発現したので、やる気にもなったのだが、それだけだった。
何年経っても、カウンターだけを持っている初級冒険者のままだ。
1人で転生してきたので、知り合いもいないし、この世界にも馴染めなかった。
パーティーも組んでもらえないし、組みたくもない。
考え方や常識が、違い過ぎて話が合わないんだ。
それに皆生活力があり過ぎる。
良く言えば逞しいだが、ようはガサツだ。
やる気になっていた時に、コツコツ溜めたお金で、家を買った。
中古でボロくて、街から離れていて、さらに事故物件らしかったのだが、とても安いから決めた。
今思うと、この世界の人と 、出来るだけ関わり合いになりたく無かったのかも知れないな。
今日のご飯も、固いパンと、肉煎餅だ。
何かの肉と固いパンを水で流し込んで、お楽しみの始まりだ。
今日の少女は、昨日より可愛くなった気がする。
思わず声に出してしまった。
「昨日より可愛いぞ」
少女は、少し頬を赤らめた気がした。
あれ、声は聞こえるのか。
可愛くなった気がしたのは、少女が濃くなったからだ。
顔も手も足も、肌の色が濃くなって瑞々しさが増した。
服の色も鮮やかになった。
良く出来たVRを見ているようだ。
「黄色の服が良く似合っているよ」
少女は、嬉しそうに笑っている。
「その下には何を履いているのかな」
俺は、少女のワンピースの下に潜り込んで、下着を見ようとする。
少女は、慌ててしゃがみ込んで、覗かせないようにした。
俺は、少女の身体の中に頭を突っ込んだ体勢となっただけだ。
「その防ぎ方は思いつかなかったよ。君は頭が良いな」
少女は、胸を反らして得意げだ。
仕方が無い。
胸を触ろうとすると、少女は、慌てて胸を両手で守る。
触れないのにどうしてだろう。
でもこの動きは興奮する。
今日も少女を見ながら、自慰をする。
ワンピースの裾をめくろうとすると、少女は、慌てて裾を握る。
必死なので、もっと悪戯したくなる。
何回か、少女に悪戯をすると、もう限界だ。
俺のあそこから、白い汁が飛び出して、少女の髪にかかる。
今日は良く飛んだ。
少女は、髪をかきむしるようにしながら、フッと消えた。
今日も満足だ。
今夜も、良く寝られるぞ。
長編を連載中ですが、短編も書いてみました。