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神星種と人類種

時間が空いて申し訳ありません。

 女王の剣幕に大体の生徒がビビッて動けなくなっていた。

それを見た女王は、、、


「ふ、ふふ、、それでいいのよ、そのまま馬鹿正直に私に従っていればいいのよ。」


俺たちは、何もできない、動けない、、、何か人智を超えた力で押さえつけられているようだ。


「、、、ではこれから、皆さんがこの世界に来るときに与えられたスキルを鑑定します。」


「鑑定」


女王の目に文様が浮かんだ。

3秒ほどだっただろうか、女王の目から文様が消え、こちらを見た。


「佐藤 樹さん、鈴木錬さん、神谷雫さん、姫白彩華さん、姫白薫さん、こちらへ来てください。」

「「「え?」」」

「こちらへ来てください。」


呼ばれた五人は、訳が分からないまま女王の指示に従った。


「今私が読んだ五人は神殺しを成すに足る素晴らしい能力の持ち主です!」


女王が言うに、、、


佐藤 樹:勇者:成長速度が通常の百倍、ステータスの伸びも通常の百倍、守るものが増えるほどそ力

        は増す。

鈴木 煉:竜騎士:竜を操って戦う、乗って戦うだけでなく、遠方から命令を出して複数体を操れる。

     ただし、『龍』は操れない。

神谷 雫:召喚者:精霊、聖霊、神霊、悪魔を召喚することができる。


姫白 彩華:暗殺者(アサシン):隠蔽とスピード、殺傷力に特化した能力。状態異常魔法

                が使える。

姫白 薫:暗殺者(アサシン):隠蔽とスピード、殺傷力に特化した能力。状態異常魔法

               が使える。 


改めて考えると、現実世界では考えられないようなえげつない能力だと思う。

しかし、ここには15人の生徒がいるのに、何故五人しか呼ばれなかったのだろうか?、、、


「まぁ、後の方たちは使えないので破棄しますか。」


女王は突然恐ろしいことを口にした。


「ど、どういうことですか!?」

「どうって?そのままの意味ですよ?使えないから捨てる、とても理にかなっていると思いませんか?」

「どこがですか!勝手に呼び出しておいてそのまま破棄!?、それって殺すってことじゃないですか!」

「そうですよ?当然じゃないですか、この国にも余裕があるわけではないのです。無駄飯喰らいなんていりませんし。」

「そ、、、そんな、、、」


そんな会話をしているうちに、女王はでかい魔法陣を着々と作っていた。女王に呼ばれた五人は何故か動かない、しかし、神谷だけは目をこっちに向けて、懸命に動こうとしている、しかし、そんな行動は無駄でしかなかった。

ほかの4人に関しては、身動き一つ取らない。洗脳されているのだろうか?

五人に選ばれなかった人達は、絶望したのか、膝から崩れ落ちていた。それは俺も例外ではない。

思考能力は正常に動いているのに、身体が全くいうことを聞かないのだ。

圧倒的な恐怖と絶望によって、何もできない、俺に関しては、スキルが何なのかすらわかっていない。

何もできない無力感に襲われながら、俺は異世界転生されて一時間も経た無い内に()が迫っていることに、もう諦めかけていた。

異世界転生小説だと、こんな時は自分の真の力が覚醒するのだろうか?

だが、そんな都合のいいことあるわけもなく、女王の作る死の魔法陣が完成に近づいていく。


「さて、準備ができるまで皆さん大人しくしてくれてありがとうございます。そして、残念ながら五人に選ばれなかった方々、お別れです、私の最大最強の魔法で葬ってあげます、せめてもの慈悲です、受け取ってください。」

『命奪魔法:タナトス』


女王が魔法を発動した瞬間、その場が完全なる闇に閉ざされた。

それと同時に、何かが自分の体から絶えず流れ出ていくのが感じ取れた。

しかし、それと同時に、自分のものではない何かが自分の中に流れ込んでくる。

それはまるで、自分が自分でなくなるような、そんな得も知れぬ恐怖が絶えず襲ってくる。


ー恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖恐怖


少しずつ、ゆっくりと意識が薄れていく、身体も冷たくなっていく、何も見えない、聞こえない、感じない、だから何もできない。

恐怖も薄れていく、もはや死など何も感じない。


ーそして俺は、ゆっくりと命を落とした。




ーーーーーーーーーーー



ー起きてください、輝命さん。


俺は死んだはずなのに、意識がはっきりとしている、しかし目が見えない。

そしてこの声は、頭の中に入り込んでくる。


ー起きてください!輝命さん!


あ、また聞こえた。なんか声が大きくなったような、、、


ー起きろぉ!輝命数一ぃ!


「っは!」

「あっ!起きましたね!」

「、、、あんた誰だ?俺は確か死んだはずなんだけど、、、」

「失礼いたしました私は原初の神の一柱、ガイアと申します。輝命さんが死ぬ直前に助けたので問題ないです、あなたは生きてますよ!。」

「、、、神様って言われてもなぁ、すぐには信じられないよ。仮にもしもあんたが神だとして、ほかにもあの魔法にやられた人がいたはずだが、、、みんな生きているのか?」

「、、、残念ですが、私が助けられたのはあなただけです。、、、」

「、、、そうか、」

「、あれ?、それだけですか?」

「まぁ、俺は学校では基本ボッチだったからなぁ、只、(かなで)ともう話せなくなるのは少し悲しいかな。」

「、、、輝命さんは強いのですね、、、神である私でも親しい友人がいなくなったときは泣き崩れますのに、、、」

「、、、やっぱりそうなのかな、昔から薄情者だって言われてきたからさ。けど本当は悲しいよやっぱり。俺はこんな俺が嫌いだよッ、、、なんでこんな時に泣けないのか、、、」

「フフッ、そんなに大切に思ってくれて、奏さんもうれしいと思いますよ。」

「そうかな、けどやっぱり悲しいよ、ほかにもクラスメイトはいたんだし、、、話したことはないけど。」

「、、、」

「まぁそんなこと言ったって何も変わらないし、気にしなくてもいいよ。それで?俺はなんでここに呼ばれたの?」

「、、、わかりました。輝命さんのその思いを尊重します。、、、」


「まず、私が輝命さんをここに呼んだ理由ですが、あなたが常人に比べて、遥かに強い魂の持ち主だったからです。」

「強い魂?それって精神力とかそういうやつ?」

「簡単に纏めるとそういうことですね、魂に掛けられる負荷に対する耐性、苦痛等々、輝命さんはその魂の強度が常人よりはるかに高いのです。」

「なるほどわからん、、、けど、つまり俺はほかの人より強いってことだけはわかった。」

「ただ、勘違いしないでいただきたいのが、強いのはあくまで魂の強度であって、肉体的強度は常人と変わりません、むしろ少し弱いです。」

「なんとなくわかった。けど、肉体的に弱いなら俺何もできないんじゃない?」

「普通はそうかもしれません。しかし輝命さんは例外です。魂に掛かる負荷体性が強いということは、自分以外の人が体験した苦痛の記憶を体験しても耐えることができるということです。それはつまり、自分以外の魂や記憶などを自分自身の中に取り込んでも耐えられるということです。」

「、、、なんか余計に訳が分からなくなったんだけど?その他人の魂を自分に取り込んで、何かすごいことが起きるの?」

「わからないのですか!?これはとてもすごいことなのですよ!!輝命さん!」


ガイアさんが突然イってしまった。疲れているのだろうか?


「な、なるほど。ところで、何がすごいんですか?」

「、、、ゴホン、失礼しました。、、、何がすごいのかといいますと、相手の経験した記憶、スキルを自分の力として行使することができるようになるのです。」

「、、、それって暗に、死んだ人のスキルってことを言ってたりする?もしそうだとすると、物騒すぎるんだけど、、、」

「残念ながらそういうことです。そういえば、輝命さんのスキルについて説明がまだでしたね。この機会です、説明いたします。」


ガイアさんが言うには、俺のスキルはこういうものらしい。


スキル:命数めいすう:半径100メートル以内で命が失われたとき、その命の持つ力を吸収する

             。(命の持つ力とは、魂、記憶、経験、スキルである。)

             自分で命を奪った場合のほうが、スキルを使いこなせるようになるのが

             早い。命を奪えば奪うほど、自分の力は強くなる。

             ただし、スキルを使えば使うほど、その負担は大きくなり、与えられる

             苦痛も大きくなるため、使うには強い意志が必要となる。

             魂の回復は基本的には不可能とされているが、スキル命数を使って

             生物殺めた場合のみ、初めて回復が可能となる。

             人を殺めた場合のほうが効率がいい。


「結構物騒なスキルですね、、、それに、スキルって何ですか?俺がこの世界に来る前はこんなのなかったんだけど、、、」

「輝命さんたちがこの世界に()()()が与えられたはずです。勇者や聖女、暗殺者(アサシン)などが代表例です。しかし輝命さんが与えられたスキル、()()は本来存在しないスキルなのです。そもそもスキルというのは、ランダムで与えられます。それに例外はなく、気弱な性格で暗殺者のスキルを与えられることもあれば、自己中心的な人が勇者になることもあります。あなたも見たのではないですか?」


そういえば、佐藤 樹 も自己中を具現化したような奴だった。


「それで、何故輝命さんに存在しないスキルが与えられたのかということですが、、、恐らく、世界そのものである()()()とによるものではないかと思います。」

「カオス?それって俺の知識だと天地創造以前に存在したっていうあのカオス?」

「はい、そのカオスです。世界そのものである彼は、世界の法則そのものです。ですので、スキルを新しく作るのも、それを意図した人間に与えるのも、思うが儘なのです。」

「なるほど、スキルに関しては理解できました。でも、何故ここに呼ばれたんですか?」

「はい。輝命さんには、私たち神族を滅ぼそうとしている人類種との戦いに協力していただきたいのです。」

「なんで?神様なら人間なんて雑魚同然じゃないの?」

「我々もできるのならそうしたいのです。しかしそれは叶いません。神が現世に顕現するためには膨大な魔力量が必要になってきます。それは世界中に満ちている魔力、即ち()()()から流れ出る魔力を全て集めてようやく数分顕現できます。」

「なるほど、だから自分たちの代わりに俺に戦わせようっていう魂胆なのか。」

「うっ、耳に痛い言葉です。でも、そういうことです。だから輝命さんに人類種との戦いに協力していただきたいのです。」

「それはまぁ、別にいいけど、人間側には俺のクラスメイトがいるんだけど、その人たちとも戦わないといけないの?」

「出来るのならこちら側に引き込んでもらいたいのですが、、、あの国の女王は洗脳魔法が得意ですので、、、しかも解除不能な術も存在します。もしそうなった場合は、殺すしか手がありません。」

「そうか、、、分かった。でも俺が誰かからその魔法を解除できるスキルを奪えば可能性もあるかもしれない、できる限り解除する方向で行くよ。」

「そこに関しては輝命さんにお任せします。しかし、もう一つ問題が存在します。我々神族、ここでは()()()としましょう。神陣営には今現在、協力者が輝命さんのみとなっております。そのため、戦力が圧倒的に足りないのです。」

「そこに関しては何とかなるかもしれない。実は、俺が殺されかけた時、何かが自分の中に入ってきた感覚があったんだ。もしかしたら、ほかのクラスメイトのスキルとかが俺の中に入ってきてるんじゃないか?確証はないけど。」

「成程、その可能性もありますね。そういえば輝命さんはまだ自身のスキルを見てませんでしたね。この機会です、見てみましょう。」


名前:輝命 数一

種族:人類種

加護:

スキル:命数:裁縫師:なんでも縫い付けることができる。:所持者:高橋 蒼井(たかはし あおい)    

      :調理師:料理が出来るようになる。所持者:伊藤 佑馬(いとう ゆうま)

      

      :重力操作(グラビティ):重力を操れるようになる。熟練度により規模は変わる。

                   :所有者:浅見 詩(あさみ うた)

      

      :変換(チェンジ):対象と同等の物質に変えることができる。一時的に、持っている

                スキルの所持者に変身することができる。

               :所有者:斎藤 奏(さいとう かなで)

      :純潔(アルテミス):女王は使えないといったが、実はとても使えるスキル

                 発動すると、男を寄せ付けない。女子に変身すると使える。

                 堅牢な守りで、物理攻撃、精神攻撃、魔法攻撃を防げる。

                 防げる度合いは自分の実力に左右される。

                 初心者だと、男が見てくるだけで、ギリギリ寄ってこない、只、

                 性欲が強いと近付いてくる可能性がある。

                :所有者:早坂 凪(はやさか なぎ)

      :鑑定:対象を調べることができる。相手の耐性が強い場合は効かない可能性があるが、

          熟練度を上げれば、鑑定できるようになる。

         :所有者:橘 珠里(たちばな しゅり)


「スキルに所有者の名前が書かれているってことは、ここにあるスキルの分、6人が死んでしまったってことですか。けど、何も残さず消えるよりは、まし、ですかね、、、。」

「はい。通常であれば、この世界で死ぬと、魂はもちろん、スキルも初期化され、()()()に返還されるはずです。そうなっていないのはひとえに輝命さんのスキル:命数のおかげだと思います。そして、これだけのスキルがあれば当面は問題ないでしょう。輝命さん、準備はできましたか?」

「うん、良いよ。拒否権はなさそうだし、それに、、、」

(それに、飛ばされる前に見えた神谷さんの目が忘れられないし、心配だっていうのもある。」

「それに、話したことがないとはいえクラスメイトだから、何とかして助けるよ。後、女王に一発喰らわせたいし。」

「ありがとうございます。これ以降は、私たちからの干渉はあまりできないと思われます。鏡さんには負担を掛けることになりますが、どうか、どうか!よろしくお願いします。、、、私から言うことは以上です。輝命さん、自分の使命を忘れないでください。」

「うん、分かってる。神星種(アストルム)を滅ぼそうとする人類種を止めることと、洗脳されたクラスメイトの救出。これが俺の今の使命。」

「神星種?」

「うん。かっこいいでしょ?俺、これから神様たちのこと神星種って呼ぼうと思う。どうかな?」

「、、、フフッ、、かっこいいですね、神星種ですかぁ、、、遥か昔、数万年前は、私たちは神星種と呼ばれていたという逸話が残っています。もしかしたら輝命さんはその時代に、この世界で生きていたのかも知れませんね。何か運命を感じます。」

「そうなの?偶然もあるもんだ。、、、それじゃあ、もう行くよ。ちょっとこの世界でやってみたいことがあるんだ。この世界についてはまだよく分からないけど、またいつか、会える時が来たら、じっくりと昔話でも聞かせてよ。」

「わかりました。また会える日を楽しみにしています。___それでは、人間界に送ります。どうか無事で、、、、」


空間全体が光った。___


まだわからないことの方が多くて神星種と人類種の関係がよくわかってないけど、これから調べていこう、それでいつか、神谷さん達を助けよう。


         





不定期投稿です。少しでも面白い、先が気になる、さっさと投稿しろという人は、ブクマ登録、コメントよろしくお願いします。モチベが上がります。

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