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96話 ハールのダンジョン④

四階層は植物で埋め尽くされていた。棘を持っていて何かが滲み出ている。ダンジョンの中だし、毒が出ているのだろう。ツキが試しに伐ってみたのだが、直ぐに生えて元通りになってしまった。



「スキル≪水操作≫!」



植物は水を吸いとられていき萎んでいったが、別に新しく枝が生えてきてしまった。



「私の……出番。」



そう言ってシノは、生え散らかっている植物一つ一つに毒を付与していった。


先程まで我が物顔で枝を伸ばしていた植物は、シノの毒を受けて瞬く間に萎んでいった。そして枯れ草へと姿を変えたので、先へと進めるようになった。



「最近、活躍……出来てなかった。嬉しい。」



シノのスキルはナナと比べるとやはり見劣りしてしまっているように感じなくもない。水と毒では使える範囲がかなり変わってくる。


でもさっきのようなナナではどうにも出来なかった場合はシノのスキルが役立つ。ナナのスキルは気力消費が大きいが、シノはそこまで必要ではない。


きっとシノは姉であるナナに負い目を感じているのだろう。確かに強力なスキルではあるのだが、ナナには敵わない。


だから、今回の事は余程嬉しい事なのだろう。ナナに出来なかった事を自分のスキルで出来た。シノはスキップして先へ進んでいた。ユージ達は慌ててシノに付いていく。



「階段、ここに……あったよ!」



シノの喋り方はいつもと変わっていないが、いつもよりも元気だ。


シノは階段を駆け下りていった。シノは寡黙なのでナナよりも年上に感じてしまうが、ナナよりも年下だ。走り駆け回りたい時もあるだろう。ユージは階段を下りていった所で立ち止まっているシノを見つける。どうやらシノが解決するには難しいものでもあったのだろう。

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