90話 アイテム③
ユージが手に取ったのは、スキルの入手場所を教えてくれるアイテムだ。
ところで、なんでこれだけちゃんとした名前がないの?職業鑑定アイテム、スキル≪変化≫のスクロールはちゃんとした名前がある。きっとロリリエールが思い付かなかったのだろう。
「ねぇユージ!先にこっち使おうよ!」
ナナが指し示しているのは、職業鑑定アイテムだ。スキル≪結界≫の入手場所を知ることができたら、職業鑑定アイテムを使わずにすむと考えていたのだ。でも、意見が分かれたのならば、ユージの職業を知りたい彼女らであることを踏まえると、多数決になってユージが負けてしまう。
ユージは必死に策を考えたが、良い案はなく、ユージは諦めて職業鑑定アイテムを使う。
職業 ロリコン
か弱い非力な人達を守ってあげる職業。
効果 味方のステータスが自身のステータスの知力以外の全てにおいて下回っている場合、バトル中の味方の知力以外の全てのステータスに自身のステータスの半分の値を加える。
職業の説明が懐かしいような気がする。ななしの姉妹が職業を得たときに、説明していたものだ。
つまり、今まで頑張ってユージは皆を守ってきたが、特にシノがか弱い為にだったが、必要なかった。何せ体力が4000増え、その他が2000増えるのだ。ユージのステータスの半分が加算されるのならば、いくら弱かったとしてもユージの半分以上の強さを持つ。
ななしの姉妹はステータスが分かるため、効果は発揮される。ツキも効果があるようだ。ただ、リアは変化しなかった。何かがユージよりも高いステータスだったのか、それとも死人には効果がないのか。分からないがリアは強くなったと感じないといっていた。
兎も角、職業の説明が雑で助かった。詳しく説明されていたら、ユージの身が持たなかった事だろう。
「凄いの!凄いの!ユージの職業で強いの!」
そう言って、ツキが喜んでいた。そんな様子を見ていると何世紀も生きているようには感じられない。
ユージは盛り上がっている彼女達を眺めながら最後のアイテムを取り出した。一応名前をつけておこう。
その名も
スキルの入手場所を教えてくれるアイテム(仮)
ユージにネーミングセンスは無いので、拘ることなく、しかもいつでも変えることが出来るように(仮)を追加した。
ユージはスキルの入手場所を教えてくれるアイテム(仮)を使ってスキル≪結界≫の入手場所を探す。
ブックマーク100件!?
目標にしていた事だったのでとても嬉しいです!これからも宜しくお願いします!




