表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
87/288

86話 東風団のメンバー ~ツキ編~

 ツキはこの家にいきなりやって来てそこから仲間になったんだったな。確かリアと仲良しとか言ったけど、リアは知らなかった。そこでユージは金と不老不死スキルがほしくt……ツキの良さを知って、仲間になったんだ。


「最初はユージに助けてもらう為だけに、利用するために、ユージと仲間になっておくべきだと思ってなったの。だけど、誘拐されて、自分を犠牲にして、倒れるまで探しに来てくれたことに感謝してるの!」


「助けてあげることは出来なかったけど。」



 ツキを助けたのはピィだ。ユージではない。それなのにここに居たいのだろうか。ピィに付いていくという選択肢だってあったはずだ。ピィが何を普段しているのか知らないため、興味と警戒半分だが、ちょっとくらい付いていってみても良かったのではないか。



「私は皆といるのが楽しいの!ゲームしたり、お風呂一緒に入ったり、夜に話ながら寝たりするのが好きなの!ピィだってここに遊びに来るから、ここにいれば会えるの!」



 ナナに負けないほどの声量で訴えた。大声で叫んだとしても、他の住宅からは少し離れたところにある大きな家のため、近所迷惑にはならないし、近所迷惑だったとしても、ユージの家(魔の巣窟)に訴えに来る住民は誰一人としていないだろう。誰も頭を粉々にされたくはないのだ。

 インフェルノ団の影響で、あそこの家に行くと、頭を粉々にされ、ミイラになって、体が毒々しい色になって死ぬという噂が流れてしまったのだ。ユージはそんな噂を止める手段なんて持ち合わせていないし、第一に面倒だ。

 そのせいでいつも誰も訪れる事のない平和(?)な家になったのだ!


 兎も角、ツキは最初はユージを利用しようとしていたが、皆と暮らし、助けて貰ったことで、離れたく無くなってしまったということか。

 ツキは東風団の中で最も幼く見える(実際には一番年上なのだが)のでライムと同じように、特に深く考えることはなさそうに感じていた。

 しかし、ツキはツキなりに考えていたのだろう。利用しようとしていたのに、助けて貰って、一緒に居たいなんて図々しいと思ったりしたはずだ。

 ツキの話を聞いていれば分かるのだが、ツキの話し方は、少し怯えているのに、威勢よく話している。気持ちを伝えておきたいが、それによって、態度が変わってしまうのではないかと恐れているようだった。



「ななしの姉妹が言ってくれているように、何があっても、メンバーに態度を変えたりなんかしない!」



 ユージがそう言うと、ツキは見透かされてしまっていた事を恥じているのか顔を赤らめた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ