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78話 ロリリエールのダンジョン④

 ユージ達は扉を開けて次へ進む。ユージの手はナナの手も繋いでいた。手を繋いでおけば、離れずに済むだろうと考えたためである。この作戦が見事奏したのか、はたまた今回からは全員で謎解きをするのだったのかは分からないが、同じ部屋に入ることができた。


 同じ部屋に入れてしまえば、後は簡単である。ユージが扉を破壊していけば良いだけだ。謎解きはあと4問あり、こちだんの中で最も謎解きが得意であろうリアですら解けないような謎だったため、相当賢い人でもない限り、無理であろう。その上、ロリリエールよりも強くなければ踏破できないのだから、踏破したものがいないのは当然のことである。



 そうしてユージ達は、下へと向かう階段がある部屋へと辿り着くことができた。時間は分からないが、眠いので夜だろう。二階層で休むことができるかどうか分からないので、ここで仮眠をとっていくことにした。ユージが目を閉じた時に、ツキが話しかけてきた。



「ねえ、いつものこと、しないの?」



 そんなお願いをされて、寝ていられるユージではない。いつものように、皆でゲームしたり、話したりするのだった。



 翌朝、いや朝なのかは分からないけれども、起きたユージ達はしっかり支度をして、階段を降りていく。


 ライムは階段は転がっていった方が速いし楽しいと言っていたが、それはテライムがスライムと同じような種類であり、ポヨンポヨンしているために転がっても痛くないのであり、ヒトの姿のままで転がったら、ステータスが高いために痛みは感じないだろうが、不快であることに変わりはない。そもそもライムがテライムの状態で転がれるほどの広さがある階段なんてものはない。もし段々畑を階段だと考えたとしても、ライムが転がるには狭いだろう。もし、ライムの考えている階段があるとすれば、ユージ達はまるで赤ちゃんのように、一段ずつ丁寧に登っていかなければならないだろう。


 ライムは転がるつもり満々のようで、テライムの姿になっていく。ライムの足元にはライムがさっきまで着ていた服がおいてあった。ライムが最初に人形になったときには裸だったため、脱ぐのは当たり前なのだが、目のやり場に困る。ライムは性別無いんだけども。

 ライムはデカイム位の大きさになった。ユージはライムが自由に大きさを変えられることを忘れていた。

 ライムは早速、階段を転がり落ちていく。ユージはライムの服を持って、ライムの後を付いていく。ななしの姉妹とツキがユージに続いて階段を駆け降りていった。

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