76話 ロリリエールのダンジョン②
ユージは出口がないのなら、取り敢えず先へ進むしかないと、目の前にある看板と扉を見る。看板にはこう書いてあった。
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何のことだろうか。きっと何かの暗号だろう。扉には何も書いていないし、鍵が掛かっているのだろうか。開きそうにない。
よくよく見てみると、8の上に線が引っ張ってある。きっとこれがヒントなのだろう。
ユージは少しの間、この謎を考えていたのだが、やがて考えるのが面倒くさくなってしまったため、扉を破壊できないか考えるようになった。ユージは部屋の真ん中で色々と考えている。ここにいると、足元がうっすらとだが、光っているのだ。しかもユージの回りだけ。きっとこれが大事なんだろうと考えてみているのだが、もともとクイズが苦手だったユージには、解けそうになかった。
ユージは扉の反対側に立つと、全速力で扉に向かっていき、そのまま体当たりした。ユージの威力に耐えることの出来なかった扉は、砕け散ってユージの足元に散らばった。そして扉の先にはさっきよりも広い部屋があり、そこでライムが待っていた。ライムはユージに看板があることを伝える。そこには
『全員正解したときか、2時間経ったときこの扉が開く。全員正解した場合、先へ進める。2時間経ったときに開いた扉の先はダンジョンの入り口である。そして扉が開いたとき、解けなかった者は死を迎える。』
と書かれていた。ユージは正解はしていないことに怯えたが、恐らく部屋から永遠に出ることができなくなるのだろう。ななしの姉妹とツキが心配である。だけれども、ユージに手伝ってあげられることはない。タイムリミットはあと75分である。ユージがライムの隣へ座ったとき、この部屋にシノが現れた。解けたのだろう。それから暫くして、ツキがやって来た。しかし、いくら待ってもナナがやってこない。ナナはユージと同じでクイズが苦手なのだ。タイムリミットまでに解けると良いのだが。
ルビの変わった使い方




