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64話 ななしの姉妹の職業②

 二人は直ぐに色々なえを書き始めた。ナナは明るくなるような絵で、年相応のかわいらしい絵だ。かわいらしいだけでなく想像力が豊かなのだろうか、どんどんとユージが考えることのなかった効果が次から次へと出てくる。シノは、かなり上手だった。イラストはそのまま使えそうな程だったし、効果もナナは時々バランスが悪くなるカードを作ってしまっていたが、シノにはそれがない。ただ、効果の面白さはナナの方がいい。キャラもシノが書いたものは似たようなキャラがいたりするが、ナナはそんなことが全くなかった。



「あっ!職業習得したよ!」


「私も、同じ。」



  そういってステータスを見せてくる。ナナとシノの職業はお手伝いという、初めて職業を得る人のほとんどの最初の職業だ。職業お手伝いの効果は仲間の攻撃力を3%上げるというものだった。確かに職業お手伝いである。ナナとシノは一通り作り終えるとそのままボードゲームで遊び始めてしまった。ユージはそろそろ新しい種類のカードが貯まってきていた頃だったので、第2弾として売り出し始めた。ナナとシノのカードが中心で、それぞれが作ったカードのうち1枚ずつが目玉になっている。そして第二弾は世に出回り始めた。



  そうして職業の話は終わるはずだった。ただ、ユージの職業が皆気になっていたのだ。そしてそれをピィが聞いてしまった。ピィは本気を出せば、まだ本気ではない可能性もあるが、ユージに目視できない速さになる。そしてピィが今までユージをつけていたかもしれないと言うので、何か知っている事はないかと聞いたのである。しかし、知らなかった。ただ、ユージの職業はピィも気になっていた事らしく、ユージはいつもスキル《自己治癒》でどれだけステータスが上がったのかいつも確認しているので、その時にピィに後ろから高速で覗いてもらう事にした。

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