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39話 毎日のご飯①

  大会までの2週間、特にすることがないユージは日課の自己治癒以外にすることもなく、ななしの姉妹やリア、ツキとトランプで遊んでいた。元々将棋と同じくこの世界に無かったものだが、ユージの手に入れたスキル≪印刷≫によって、想像したものを紙に写せるようになった。元々絵が上手くなかったユージでも想像するだけで綺麗に描けるのだから、かなり重宝している。



  そうして遊んだあとはいつもならリアがご飯を作ってくれるのだが、今日はツキが作りたいと言うのでツキがキッチンに立っている。ただ……



「何でツキちゃん、裸でエプロンしてるの~?」


「あ、暑いからなの。」



  いくらツキが寒いのに強かったとしても、いつもまあまあ肌が露出する服を着ていると言っても、

流石にそれはないだろう。鳥肌たってるし。何故裸エプロンなのだろうか。そこへリアがやって来た。リアはツキのそばに立つと、ハンバーグの美味しい作り方を教えているようだ。ツキもハンバーグくらいなら、リアに教わらなくとも作ることができるだろうが、リア程美味しいものを作れる訳ではない。なのでリアのアドバイスを参考にしている。こうやってみると、母親とそれを頑張って手伝おうとしている幼女だ。微笑ましいものだが、母親役は透けている幽霊で幼女役は裸エプロンをしている長生きの吸血鬼である。何かしっくりこない。



  そうしてできたハンバーグはいつものリアの味とは違うものの美味しかった。ただ裸エプロンは目には保養だが、心臓には悪い。そしてユージは気になったことを話す。



「そう言えば、この世界の主食はパンしかないの?」



  つまりユージの言いたいことは、この世界に米はあるのかということだ。ユージも(元)日本人だ。パンも好きだが、お米が恋しくなる。



「ないよ~!」


「でも、食べられていない……だけかもしれない。」


「じゃあ探してみるの!」



  こうしてユージの暇な2週間の間にやることが決まった。

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