表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
36/288

35話 ツキとななしの姉妹の夜

  ツキが仲間に加わっていくらか経つと、ななしの姉妹は次第にユージだけでなく、ツキも呼んで一緒に寝ようと言い始めた。ツキも満更でもないようで、快く了承した。



  そして寝るときにはお喋りをするのが恒例である。今日のゲームのこと、模擬戦のこと、話すことなど限られているが、真っ暗な中で話をするのは飽きない。ユージのいた世界の話も聞くのが中でも一番のお気に入りだそうだ。その頃の話をすると、リアもやって来てとても楽しい夜になるが、全て話してしまうのも、もったいないような気がしてしまうユージは、時々話すことにしている。



  今日はナナがツキに何故このパーティーに入ったのかを聞いた。それはユージも気になっていたことで、ツキがどう答えるか皆が待っていた。ツキは話すことを戸惑っているようだったが、少し悩むと話し始めた。



「ユージのことをすごいと思ったの。普通白い人は嫌がるの。話すことどころか見ることですらなの。それは人間だけじゃないの。魔族も魔族と人間の間と感じているから、白い人は嫌がるの。白い人を奴隷としている人も、髪を染めさせたり、衣服を被せたりして隠すの。それなのにユージはナナちゃんもシノちゃんも隠したりしないの。そしてとても楽しそうに話しているのを見て、一緒にいたいって思ったの。」



  確かにその話をしているツキはとても楽しそうであり嬉しそうであった。それに、とツキが続ける。



「今一緒にいて楽しいの!」


「私も!」


「私も…楽しい。」



 楽しいと思っていたのはユージだけではなかったようだ。リアも床から出てきて「私も楽しいですよ。」と言った。その日は、夜が更けるまで話は弾んだ。



  それから、リアとツキに歳を聞くと、リアは享年23の死んでから30年。ツキは500年以上生きていてもう分からないらしい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ