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29話 レベルⅦ①

  模擬戦にツキが加わるようになった。ツキは劣化しているとはいえ、団内のメンバーと同じようなことができる。つまり、ななしの姉妹にはいい練習となるし、ツキも万能でありながら、一個一個を強力にしていった。また、不老不死により、スキル消去や、スキル封印をされない限り、死なないという。強い人たちにもなれば、スキル封印は皆持っているが、封印できるスキルは少ないとのこと。そして、不老不死は封印されてしまう。そして、スキル封印は相手に傷を負わせると、自動で発動する。(使用者は任意で使用を制限できる)その為、強い人と戦うときには不老不死は発動しないと考えて戦うべきだそうだ。



  ユージは最近、模擬戦を見ているときにスキル≪自己治癒≫を使うようになった。模擬戦に参加しているときはやめるが、それでもステータスは上がっていく。



  そうして、一ヶ月が過ぎた。団のメンバーは不老不死スキルを持っているので、年を取ることはないが、年齢は数えるらしい。リアだけ例外で、不老不死スキルを持っていない。正確には、持てない。死んでるからね。そんなこんなで、今日も模擬戦をしていた。飽きないのかと思われそうだが、正直飽きてしまっている。だから、ユージは将棋を作った。この世界にはないものであり、作っている頃から、興味津々だった団のメンバーは、ルールを教えるとすぐに覚えて、遊び始めた。このとき知ったのだが、リアはスキル≪念力≫というのを使用でき、それによって物を動かすことが出来ていたのだという。喜んでもらえて嬉しかったユージはオセロ盤を現在制作中である。ななしの姉妹とツキは、将棋で遊ぶか、鬼ごっこで遊ぶか、模擬戦をしている。



  ツキが家の近くにある森を丸ごと買ったので、その中で鬼ごっこをする。鬼ごっこは地球にいたころと違って皆が向こうではあり得ない程素早いので、駆け引きが面白い。因みに鬼ごっこはリアが外に出ることができないため、リアは不参加だが、参加できたのならば、すごく強かっただろう。足は遅いが、タッチできないのだ。体をすり抜けてしまう。リアが最初から鬼でない限り、リアが負けることはない。毎回最初の鬼はツキである。彼女も一応鬼であるから。



  将棋はやはり、ユージが強かった。他のメンバーたちは、動きは完璧に理解しているのだが、まだ先の手が読めていない。これから何百年でも何万年でもできるのだから、そのうちに負けそうだ。



  オセロ盤を作りながら、ユージは自分に、スキル≪自己治癒≫を使う。そうやってユージは自分のステータスをどんどん上げていくのだった。今日はオセロ盤が完成した。あとは駒だな。不老不死で時間が有り余っている分、自分の好きなときに、やりたいことができる。こんな生活を望んでいた。飽きたら、飽きたときにでも考えればいい。



  ツキが増えて、金曜日と呼んでいた日は、ツキと寝るようになった。お風呂はツキが照れてくれているため、あれから一緒に入っていない。少し寂しい気もするが、一緒に入るのは、色々とヤバい。



  そうやって、あまり変わることのなくなった日々にも、変化が訪れようとしていた。老いなくなっても、成長はするのだ。

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― 新着の感想 ―
[一言] 誤字報告:模擬戦が模擬線になってるところがありました
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