2話 冒険者やめました
「な、何故冒険者をやめるのですか?Bランクなんて限られた人しかなれないんですよ!」
「でも、ダルいし。」
今までにダルいからというだけの理由で冒険者をやめたものが居ただろうか。また、彼は冒険者になって30分程しかたっていない。仕事も見ずにやめると言い出すとは誰も思ってもみないことだろう。話を聞いていた一人の男が飛び出す。
「お前さん、Bランクの冒険者ならそれだけで安泰じゃろうに。儂なんて30年冒険者を続けてまだDランクじゃぞ?それに、転生者は転生の武器を持っているじゃ。それだけでBランクの仕事くらい余裕じゃろうに。」
特に関係のない人にここまで親切にできるなんて、このおじいさんはなんて優しい方なのだろうか。名前はバンネンディーさんというらしい。感動を有難う。まあ、やめることに変わりないけど。おじいさんのほうこそ大丈夫?引退した方がいいんじゃない?
そういや、何故何も装備していないんだ?あ、収納箱の中か。収納箱を漁って気づく。あれ、水晶に似てるけどこれポーションだ。間違えた。いらないアイテムだ。ヤバイぞ。
「大丈夫ですか?」
心配されている。まあ顔がひきつっていただろうし。
「やめる理由だけでも教えて下さい。ダルいとかではなくて本当の理由を。」
「ギルドに入ったならギルドのルールに従わなければならない。ならわざわざ入る必要がない。野良の冒険者でいい。」
「一切責任は持ちませんし、サポートもしませんよ?」
「構わない」
という訳で冒険者やめました。野良の冒険者とは言わず、放浪者と呼ばれるらしい。ステータスの職業の欄が冒険者から放浪者に変わっている。
兎も角、スキルを入手するために図書館へ行く。放浪者になったせいかチェックが厳しかった。順番間違えた。ここで標準的なスキルの入手方法位知ってしまおう。




