25話 シノナナコンビ
ダンジョンから帰って、家に帰って、それからはいつも通りだった。ただ、ななしの姉妹は違う。幽霊で怯えていたし、そのあとすぐに、暗闇の中で吊り橋から飛び降りたのだ。リアでも少し驚いていた。
「ナナナさんとシシノさん、何か今日怖いことでも会ったんですか?私に怯えていたようでしたけど。」
ナナナさん、シシノさんと呼んでいるのは、もう変わらなそうだ。
リアに今日あったことを色々と教える。リアは外に出ることができないため、外の情報は何でも新鮮らしく、しょっちゅう話をしてくれませんかと頼まれる。
寝るときはナナもシノも強くユージを抱いて、そのあとは、ぐっすりと寝てしまった。帰ってくるのが遅かったし、何より二人は今回のダンジョンで大活躍だった。疲れていたのもあるのだろう。寝るまでがいつもよりもはやかった。
夜遅く、揺さぶられて起こされた。トイレに行きたいが、怖くていけないらしい。可愛い奴らめ。仕方がないのでついていってあげた。
朝早く、揺さぶられて起こされた。そんな困ったような目で見られても、撫でてやることしかできない。でも、朝早くどうしたのだろう。まだ二人は寝ていたいはずだと思ったが。流石に日は出ているし、またトイレに行きたい、というわけではないだろう。
「変わったの!」
「入れ……替わった。」
何がだろう。そう言えば赤い目がシノで青い目がナナで……何かおかしいな。入れ替わったのか!
「そういってるじゃん!」
……ごめん。
二人は目の色を除けば、とても良く似ていて、目をつぶられた状態でどちらか聞かれても、答えられる自信がない。いや、アホ毛で分かる。そんな二人が入れ替わってしまった。二人に聞いてもよく分からないという。このパーティーの中で、最もそういうことに詳しそうなリアを呼んだ。
「精神がお互い近いんでしょうね。今までよりも更にくっついて生活していれば、そのうち元に戻りますよ。」
詳しい人がいて助かった。二人が元に戻るまで、家に籠ることにするかな。




