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235話 緊急クエストの影響
ツキとライムは帝国に来ていた。緊急のクエストを出しているのなら帝国にいるだろうと予想したのだ。その頃ユージは王国に行ってしまっていたのだが。
「それにしても~思ってたより人が少ないね~帝国は人が多いって聞いてたんだけどな~」
「緊急のクエストが出たからなのかもしれないの。」
緊急のクエストなんて魔族が襲ってきたとか天使が襲ってきたとかその様なときでないと緊急クエストは出されない。めったに出ない緊急クエストが出ているからこそ、人の動きが普段と違うのだが、姉妹の捜索なのだから人は普段よりは多くなっていてもいいはずだ。
「緊急クエストがあと2つも出てるの。二つ同時に出たことすら見たことないの。」
緊急クエストは天使からの防衛と魔族領域の侵略だった。
「種族間戦闘が起きちゃったのか~」
ライムには直接関係ないことなのだが、ツキはそうもいかない。
「私、故郷に戻って安否を確認しないといけないの! ライちゃん、一人で探し続けて欲しいの。明々後日の昼に、帝国のギルド待ち本部合わせでお願いするの!」
そう言ってツキは走っていってしまった。ライムは一人取り残されるのだった。




