221話 ユージとラグ
天国から飛び降りたユージを待っていたのはラグだった。
「あなたがユージ様でございますね?」
「そうだが、お前は誰だ?」
「これは失礼、全世界統率連合冒険者ギルド支部部長のラグと申します。ギルドで姉妹の捜索を緊急の依頼として承ろうと思っております。」
「それはどういう風の吹き回しだ?」
今まで受諾されなかったのに、いきなり許可が出るようになったということは、何かがあるに違いないのだ。天使が天国にいなかったのと何か関係があるのだろうか。
「勿論、条件はありますよ。あなたに7大ダンジョンでクリアしていないダンジョンを攻略していただきます。」
ギルドから依頼をそれも緊急でだしてくれるとあれば、姉妹の捜索はぐっと範囲が拡大できるので、是非ともギルドで依頼としてだして欲しいのだ。
「わかった。それでいい。ただ、ギルドで依頼として出されているのを確認してからダンジョンに潜る。お前のことをまだ知らない以上、信用するわけにもいかないからな。そしてそっちは僕のことを知っているだろうからこっちがダンジョンを攻略してくれるだろうと分かっているんだろ? 残りと言ったってことは監視していたんだろうから。」
ここまで言えば、飲み込まざるをえないだろう。
「……分かりました。帝国のギルドまでおいでください。明後日までには依頼を全国にだしておきます。」
そういって去っていった。7大ダンジョン攻略をさせようとしているのはなぜだろうか?




