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19話 ギルドがまたやって来ました

 シノの毒を受けてから数日経って、来週来ると言っていた、ギルドの受付のおばさんが来る日だ。



  あの日は大変だった。特にお風呂。ナナもシノも一緒に入る気満々だったので、一緒に入った。ナナとシノの艶やかな髪を洗ってあげると、お返しにとナナが言って、ユージも洗われた。ナナもシノも可愛いので、懐いてくれるのは大歓迎だが、かなり距離が近い気がする。

 ナナもシノも会った頃は数日何も口にしていない状態だったので、かなり痩せ細っていたが、リアのご飯が美味しいらしく、よく食べる。触ったら柔らかそうな肌だ…って、気を抜くと、ななしの姉妹の魅力にやられそうだ。職業ロリコンだからな。

 湯船は広いので3人入るが、広いとはいえ、温泉や銭湯等と比べるとやはり小さいので、体が密着する。それだけでヤバいのに、ナナもシノもお構い無くその体を近づけてくる。ユージは男なのだ。つまり、この空間は危険すぎるのだ。ユージは逃げるようにして、その尊すぎて近寄りがたくなってしまった天国を後にする。



  慌てて上がってしまったので、ななしの姉妹は何をしでかしてしまったのかと悩んでしまっていたので、のぼせてしまったから早めに上がったと嘘をついた。自己中に生きて行くつもりなので、嘘はつかないで生きられると始めのうちは思っていたが、無理だった。ななしの姉妹を前にして、自己中には生きられなかった。いや、彼女達を自分の好きなように出来るのだ。これを自己中に生きていると言わずしてなんと言う!

 彼女達の髪は長く、乾かすのにも一苦労なので、タオルで湿気をとるのを手伝ってあげた。



  とまあ、色々と忙しい1日であった。あれから、彼女達と一緒に、お風呂には入っていないが、またいつか一緒に入りたい!と言われるだろう。そのときまでに、対策を考えておかないと、理性が持たない。



 そんなこんなで、今日である。玄関の扉が勢いよく開かれた。扉を頑丈にしていないと、この人の家の扉はすぐ壊れそうである。



「もう一度聞きます。コドリを殺したのはあなた達ですか。」


「いいえ。」


「先週言ったことと違うじゃないですか!」


「僕が単独で殺しました。彼女達は別行動でした。」



  先にもいった通り、嘘はつくつもりはない。



「あなたはギルドの管轄外ですから、私たちギルドでは裁くことが出来ません。ですが、お聞かせください。何故、コドリを殺したのですか?」


「ワリーヤツラ団の手柄を奪いに来た。そのぐらいはコドリの性格から分かることだ。となると、聞きたいことと言うのは、殺すほどの事だったか、ということだろう?後頭部を殴ったら頭が飛んでっちゃった。それだけだ。」


「わかりました。有難うございます。もうこの件で伺うことはありません。ですが、私達はあなたの事を敵と見なしますし、冒険者協会という冒険者を守る協会が存在しますが、彼らは黙ってはいないでしょう。」


「彼らは殺しても良いのか?勿論、好き好んで殺すわけではないが、鬱陶しく来た場合は、な。」


「私に引き留める権利はありません。しかし、そうしても、仲が悪くなるのは目に見えています。おすすめはしません。」


  そう言って、去っていった。冒険者協会もコドリより格段に強い奴以外は送ってこないだろう。負けるのは分かっているだろうからな。どうであれ、ユージは自分の信念を貫くつもりでいた。これは他人が正しいとか正しくないとか言えるものではない。自己中に生きることが彼の正しさであり、人の正しさとは異なるのだから。そうしてユージはななしの姉妹と一緒に今日も寝るのだった。

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