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14話 拠点が欲しい

  今日やっと基礎スキルαを習得した。宿にかえって財布をみる。

  最近お金の消費が激しい。神は100ゴールド用意してくれたけど、1年もたてば使いきってしまう量位だったのだろう。ユージはポーションのせいでもっと早く尽きそうだが。



「家、住めば……安い?」



  じゃあ家買うか。という訳で、めっちゃ広くて安いところを買った。それでも120ゴールドした。ななしの姉妹に金は少し払って貰った。ユージはすっからかんの収納箱をうらめしそうに眺める。中には剣しか入っていない。



「広~い!」



  ナナの言う通り、貴族が持っていてもおかしくないような豪邸である。もしかして…事故物件?



「変な、部屋……ある。来て。」



  シノに付いていくと、確かに変な部屋だった。全てのものが上下反転して置かれているのだ。そして逆さまになっている少女がいる。彼女は翼を広げて飛び立ってしまった。



「なっ」



  変な声が漏れた。未だによく分からない。



「きゃぁぁぁぁぁっ!!」



  この馬鹿デカい声はナナだ。ナナに何が起こったのだろう。彼女は強いから、攻撃を受けたというのは考えにくい。



「姉さん!」



  シノがここまで焦っているのは初めて見た。それほどまでに、ナナに何か異変が起こるというのがなかったのだろう。急いで声のした方へ向かう。


  そこにはペタンと座っているナナの姿があった。床が濡れている。おもらs……汗がひどいらしい。そしてナナがいるその部屋にはナナの他に、もう一人いた。ユージより大人な感じの女がいた。

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