12話 ななしのコンビ
明日試そうと思って、寝ることにした。朝になり、宿を出て、人のいない森へ向かう。そして、考えていたことをやってもらう。
「スキル≪毒沼作成≫」
「スキル≪水操作≫!」
予想通り毒を操ることができた。この水操作、結構強いんじゃない?
「今度は、木に向かって水操作して、木の水分を抜いてみて?」
「木に水なんて無いよ?」
こっちの世界ではそうなのか、知られていないだけなのか。
「試した人がいるの?」
「そう言われてみれば、聞いたこと無い!」
スキル≪水操作≫を発動させて、木に当てる。木から水が染みだし、巨大な水の塊を作った。
「これ凄いね!」
「植物は全部効きそうだな。次は人で試してみたいけど、ナナ、弱くして僕に水操作をしてみて。」
「弱くできないし、人に水は含まれていないよ!」
木と同じで人にも水が含まれていると言ったら、
「だって、人を斬っても赤いのしか出てこないよ!水がないんだよ!」
どうやら、水をのんだときに、水が血液に変わると思われているらしい。泥水が泥ごと動かせていたから血液もいけるはず。ついでに、肉体にも水分が吸収されている、と言ったら試させて欲しい!と言われたので、そこら辺に屯っていたワリーヤツラ団の団員を連れてきた。
「スキル≪水操作≫!」
大きな水の塊ができた。ワリーヤツラの団員はミイラ化してしまった。この幼女、あどけない見た目して殺戮出来ちゃう。
「あああああああああああああっ!てことは、あれができるかも!ユージ!ワリーヤツラの団員一人持ってきて!」
なんかあるのだろう。煩かった。とりあえず、ワリーヤツラの団員を連れてきた。ワリーヤツラ団は悪い奴等の集まりだから、ね。
「スキル……≪毒付与≫」
ワリーヤツラの団員は暴れることなく、この世を去った。ナナ曰く、毒付与は対象が水だったため直接付与することができなかったが、体内の水を毒付与したら、いけたということらしい。
この子達、無機物の敵以外の弱点が見つからない。




