深読みしちゃいけない話
僕はアルコール除菌するのが大好きだ。
アルコールで机を拭いたり、手につけたりするだけで、菌がいなくなるんだ。
これは凄いことだ。
だから僕はいつもアルコールを持ち運んでいた。
ある日のこと、僕は夢の中で誰かの手にいる菌だった。すると、遠くの空から大量のアルコールが降ってきた。
「うわぁぁぁ!!!」
僕は死んだ。
手のひらの上で。
僕は自分の叫び声で目を覚ました。
息は荒く、汗をかいていた。
そして気付いてしまったのだ。
死んだ菌はまだ手のひらにあるのだ!
僕はいつも死んだ菌を手のひらにつけていたんだ。
僕はショックで立つことができなかった。
すると、誰かが僕の背中を叩いた。
「どうも、貴方を殺したい菌です」
きゃあああああああああ




