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[4] バクバク

 4月1日 月曜日 午後11時


 結局、彼からの返信は一度もなかった。




 だけど、もう決めなきゃいけない。


 インターホンを押すなら、今しかない。











 私は今、 覚悟を決め、彼の家の玄関の前に立っている。





 そして、私は深く、いつになく深く、深呼吸をする。 それは彼に会うために。




 そして、震える指先に私の想いの全てを乗せて、小さなインターホンを押した。






 「「「 ピンポーン 」」」






 すると、「はい」と彼の声が聞こえた。




 私は懸命に震える声を抑えながら、「わたし」と言う。




 実際、ちゃんと「私」と言えた自信はない。


 けれど、できるだけ普段と変わらない口調で言ったつもりだ。







 すると、それを知ってか知らずか、彼は「まぁ、入れよ」と言う。




 だから、私は「おじゃまします」と言って、 彼の部屋まで行くことになった。









































 今までとは違った形で入る、彼の部屋。



 そこには、ただならぬ緊張感が漂っていた。




 しかし、私は私自信に「その空気に押し負けてはならない」と言い聞かせる。




 ここで呑まれてしまったら、彼とまともな話ができないのは目に見えているから。






 だから、私は必死に平静を保とうと努力した。  辛かったけど、頑張った。






 けれど、そんな私に、彼は何も言わない。






 ただ、2人向き合って座っているだけで、沈黙がひたすら続いている・・・。








 「なんで、何も言わないんだろう?」 「なんで家に来たんだ?とか・・・」


 私は、必死になって、そんなことを考えた。  けれども、結論は出ない。


 最終的に思ったのは、「私から話しかけるのを待っているのだろうか?」ということ。




 だがしかし、だからと言って、 彼になんて言えばいいのかがわからない。



 聞きたいことは山ほどあるし、言いたいことだって山ほどあるから、


 何から切り出せばいいのか、正解っていうものを教えて欲しい!とか思い始める。



















































 そんなこんなで、時間だけがスルスルと流れていった。



 10分。20分。30分。40分。。。  そして、1時間。




 時計の針が、日にちを変わったことを示す0時を指すと同時に、彼は口を開いた。







 「なーに、深刻な顔してんだよ!」


 「昨日はエープリルフールだろ?」


 「お前が、そういって俺を騙そうとしたんじゃないのか?」


 「だからな、俺もいかにも真剣そうな感じで騙してやることにしたんだ!」



 「どうだ、ビックリしたか?  俺の迫真の演技、 やべぇだろ!?」




 そして、彼は笑った。 大声をあげて笑った。




 だが、残念ながら、私には彼の言っている意味がわからなかった。


 「嘘・・・冗談・・・ 全部冗談だったっていうの・・・?」



 私はテンパりながら、そうやって訊いた。



 すると、彼は言うのである。


 「もちろんさ!」


 「だって、俺にはお前と別れる気なんてサラサラねぇし・・・」


 「それに、今回のことはお前が別れたいって言ってきたときから冗談だってわかってたから」


 「だから、俺だってお前の冗談に乗ったし、お前が焦って返信返した時は、笑ったわ・・・」




 「けどな、やっぱし思ったよ・・・」


 「こうやって、冗談が言えるのは、俺とお前だからだって・・・」



 「だからさ、やっぱしお前を好きになってよかったって改めて思ったよ」






 「愛してるぜ?」 「これからも二人、ラブラブでいようぜっ!!」













































 ――――――――――――――――――




 ―――――――――――――――




 ――――――――――




 ――――――






 「うん///」


















































     ~FIN~


今回は、今までとは違う感じで終わりです。


あえて、大した結論は出さないけれど、

二人の仲の良さを表現したくって書き上げました。




最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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