表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
一方通行ラブ  作者: ゴマ
4/13

接吻

 瞬間、頭を抱えられる感覚。直後に私を襲う、頭がしびれた感覚。理解したときには全てが終わっていた。

「……これで……いいかな……?」

「あ…………。」

 終わっちゃったんだ……。何も分からなかった……。

「あの……。」

 彼がなんだろうという顔をする。もう一度。それを言えはしなかった。いつのまにか私に住み着いていた引っ込み思案が私を思いっきり邪魔する。

「何……?」

 口が、動かない。言いたいことを言えない。もどかしい。

いいのかな? これでお別れなのに、こんなんでいいのかな?

「明日もいつも通り接してもらえますか……?」

 彼の顔が輝く。おそらくそれを彼も心配していたんだろう。本当に私が言いたかったことではないのに。

「ああ、もちろんだよ。」

 かえってきた返答は恋心の息の根を完全に止めてしまった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ