表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

161/194

再び・滅亡したオーランド王国の国王と王女たちの物語 3 

「なるほど。つまりミラージュの本当の姿はドラゴンで、ミラージュ想いのレベッカは彼女の親を探す為にドランゴンが住んでいると言われる国を探して旅を続けているはずだ…つまり、そう言いたいのね?」


エリザベスが私の話を要約してくれた。


「うむ、そうだ」


「そして、『アトランタ』はドラゴンを神として崇めている神殿がたくさんあるから…レベッカを探す足掛かりとして、この国へやって来たってわけね?」


エミリーの話にコクコク頷く。


すると…。


「はぁあああぁあっ!!ふっざけないでよっ!そんな不確かな情報で…私達を遠路はるばるこんな場所迄連れてこさせたって訳っ?!」


何故か突然エリザベスが激怒し始めた。これはどうしたことだろう!


「おい、エリザベスや。何をそんなに興奮しておるのだ?今の話納得出来なかったのか?」


「何言ってるのよっ!だいたいミラージュが本当にドラゴンかどうかも分からないでこんなわけの分からない国まで連れてこられてっ!私はもうこれ以上旅を続けるのはごめんよっ!」


今度はエミリーまで怒り始めた。これはたまらん。


「おい、ジョセフィーヌや。何とか妹たちを宥めてくれないか?お前なら長女だから父さんの気持ちが分かるだろう?」


こうなったらジョセフィーヌだけでも仲間に引き込まなければ!


「ええ、任せて頂戴。お父様」


ジョセフィーヌは力強く頷く。うむ、流石は我が娘だ。


「あなた達っ!いい加減にしなさいっ!忘れたの?私達の真の目的を!私達はね、何としてもレベッカを見つけ出して…二度と太陽を拝めないように監禁しなくてはいけないのよっ?!何しろレベッカは…私の憎き恋敵なのだからっ!」


またしてもジョセフィーヌが恐ろしいことを言い始めた。


「おい?何を言い出すのだ、ジョセフィーヌよ。私の可愛いレベッカを監禁するなど、この私が断じて許さないからな?良いか?私達の役目はあの変態親子からレベッカを守ることなのだから」


驚いてジョセフィーヌに訴える。


「煩いわねっ!あの親子の話を持ち出さないでちょうだいよっ!不愉快になってくるわっ!ランスめ…今度会ったらただではおかないのだから…」


「とにかく良いか!娘たち!明日は店の定休日だ。ということで、全員で神殿へ行くぞっ!例え、ミラージュがドラゴンでなかったとしても神殿行きは決定事項だっ!」


娘たちが明らかに不満げな顔をするが、そんな事は知ったことではない。

絶対にミラージュはドラゴンに違いない。


何しろ私は常人とは違う人間を嗅ぎ分けられる隠れた能力があるのだから―。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ