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レベッカ一行の世界漫遊の旅 4 (母を求めて?千里? 20)<終>

 サミュエル王子には私のお母様の話を聞かれるわけにはいかないので、そのまま眠ってもらうことにした。

サミュエル王子は長椅子の上に気持ちよさげに眠っている。


私の力で元通りに戻った宿屋兼食堂で丸テーブルを囲み、早速セネカさんの話を聞くことにした。


「さぁ、お父様。勿体付けずに今すぐレイラ様が今現在何処に幽閉されているか白状するのです」


ミラージュのはやる気持ちは理解できるけれども、まるでその口調は犯罪者を尋問するかのような言い方である。


「そうですよ?レベッカ様のお母様の居場所は私が占いで探そうかと思っていたのです。そこで私から提案です。どちらが正しい居場所を見つけられるか勝負しませんか?」


ナージャさんが奇妙な提案をしてきた。でも私は何処かで聞いたことがある。占い師は賭け事をしないものだと…。

そこで尋ねてみることにした。


「あの、ナージャさん。占い師って、賭け事をしてはいけないんじゃないですか?何処かでそう聞いたことがあるんですけど…」


「あ、それは解釈の違いかもしれませんね。本来、占い師というものは自分の事は占わないんですよ。だって考えても見て下さい。私のような百発百中の的中率を誇る占い師が、自分の事を占ったとして…自分がいつ、どこで、どんな死に方をしてしまうかが分かってしまったら怖いと思いませんか?」


ナージャさんの言葉に私達は考えた。


「確かに、いくらドラゴンである私だとて自分がどんな死に方をするか考えると恐ろしいな…。悪のドラゴンとして勇者に倒される自分の未来など知りたくないものだ」


セネカさんが奇妙な話をする。


悪のドラゴン?勇者に倒される?


一体何のことだろう?謎だ…。


「ええ、そうですわね。私も同感ですわ」


なんと!ミラージュまでセネカさんと同じ発想をするとは思いもしなかった。


「ええ、つまりそういう事です。だから占い師は自分のことは占わないんです。それが占い師は賭け事をしてはいけない…ということに結びついたのかもしれませんね」


ナージャさんの言葉に納得。


「なるほど、よく分かりました。という事は…?」


私はセネカさんとナージャさんを見比べた。


「おもしろい…ドラゴンである私に挑戦してくるとは…」


セネカさんは腕組みをする。


「ええ、私は『先読みのナージャ、未来を見通す者』です。私を舐めてかかると痛い目を見ますよ?」


ナージャさんは不敵に笑う。


それにしても『先読みのナージャ、未来を見通す者』?


初めて聞く通り名だっ!


「では、今から早速お2人にレイラ様の居場所を探して頂きますが…準備はよろしいですか?」


いつの間にかミラージュがその場を仕切っている。


「ええ、勿論」

「望むところですわ!」


力強く頷くセネカさんにナージャさん。


「それでは…探索開始ですわよっ!」


こうして、ミラージュの号令の元…戦いの火蓋が切って落とされた。


果たして、私は無事にお母様の居場所を見つけることが出来るのか…。


2人の勝負をかたずを飲んで見守る事になるのだった―。


<終>

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