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魔導少年と|黒血教典《ブラッドレコード》  作者: アヤメ
ターミナル強襲編
1/2

第1話

初投稿になります、語彙力も想像力もないなか頑張ってかいてみました、読んでくださる方に面白いと思っていただけたら幸いです。

それは陽気のいいとある日のことだった。


「あー、あの雲みてえに一生何にも考えずに」

ただよっててーなー。』


薔薇蓮二(いばられんじ)はいつものように屋根に上って寝転がり、ぼーっと空を見つめていた。


「蓮二さまー!どこに居りますかー!!」

「なんだよ吉宗のやつうるせーなー。」


屋根に掛かる脚立の下から蓮二を探している者の声が

するが蓮二は返事もせずに空を眺め続けていた。


「蓮二さま!またここに居たんですね!返事ぐらいしてくださいよ、まったく!」

「ったく、うるっせぇな吉宗!俺は気持ちよく空

眺めてたんだよ!邪魔すんな!」



蓮二を探して居た声はどうやらこの吉宗という若い男の声だったらしい。


「で、なんだ吉宗、何かおもしれぇもんでもみつけてきたか?」

「そんなものございませんよ!蓮二さま、今日は入学式でしょ!早く降りてきて朝食を召し上がってください!」


蓮二の問いに対して吉宗は即座に言葉をかえしたが

それを蓮二は気怠そうに後頭部を掻きながら脚立に

足を掛け下へ降りた。


「あー。行きたくねぇ今日だったけか?入学式。」

「薔薇家次期当主という立場のお方が、なにをのんきなこと言ってるんですか!さぁ!準備してください!」


「ふぁ〜あ、しっかしなんで俺が魔導学院とやらに通わなかきゃならねんだよ〜クソ兄貴だけで充分だろ。」

「何をおっしゃるんですか!!蓮二様は現当主のお父様、泰也様が

認めてくださった時期当主なんですよ!それにあの魔導学院から声が掛かるだけでそれはもう凄いことなんですからね!」


居間で食事を取りながら尚も文句を垂れる蓮二に少し強めに急かしながらせっせと蓮二の制服などを吉宗が用意する


「なんでもいいけどよお、入学式終わって明日から俺一人暮らし

だろ〜?心細いぜ?なぁ吉宗ここに残らねえ〜か??」

「何を言うんですかまったく!蓮二様ももう16でしょう!それに私は本家のある日本に帰らなくてはならないのですよ!お世話できるのはここまでです!」


蓮二と吉宗の言い合いが続き刻々と入学式の時間が迫っていた。

本家のある日本を離れ学院近くの家を借り、入学式一週間前から

吉宗と蓮二の2人でくらしていたのだ、吉宗は薔薇家の従者として

もともと本家に居たのだが、蓮二の入学前の生活を父、泰也が

心配して吉宗に任せたと言う訳だ。


「さあ!蓮二様!支度もできましたしそろそろ出発してください!

ターミナルまでの道は分かりますね??それでは行ってらっしゃい!」

「道はわかるけどよお〜、送ってくれねぇのか?吉宗。」


「何を甘えてるんですか!明日から一人なんですよ!しっかりしてください!!」

「へいへーい。」


日本にずっと居た蓮二は、もちろんのことながら魔導学院があるイギリスでの土地勘は全くない。


「たっく吉宗のやつ恩知らずだな〜、あれ、ターミナルから学院て

どうやっていくんだっけ???!、家に戻って教えてくださいなんて吉宗には言えねーしな。」


意地を張ってターミナルに向かいながら悪い頭を使いターミナルから学院への行き方をどうにかして思い出そうとするれんじだったが

どうしても思い出せない。


「おいおいおい、文句は散々垂れたが入学式に遅刻なんてありえねーぞ、こりゃ、着いたら速攻で聞き込みしかねえな」


散々、行きたくないだのなんだの言ってた蓮二だがさすがに入学式に遅刻ということは彼にとってもまずいことらしい。


「よし、着いた!誰に聞こうか、、、よし!あの階段にいるばあさんだ!あの人に聞こう!」


ターミナルについてすぐ、蓮二は荷物を背負って階段をのぼろうとする腰のまがった老婆にとりあえず学院までの行き方を聞くことにした。


「あの〜、、、ん?、ばあさん!その荷物重いだろ!上まで持ってやるよ!」

「あらあらありがとうねお若いのちょうど重くて重くて困ってたところなんだ、よろしく頼むよ。」


「おうよ!」


完全に魔導学院への行き方を聞くことすら忘れた蓮二はとりあえず老婆の荷物を持ってやることにした。


「よっこらせ、こりゃ重いなぁ確かにばあさん1人で持つのは辛いわな」


「ビー!ビー!ビー!ビー!ビー!異常事態発生、異常事態発生」


ターミナル内に響き渡るサイレンと共に緊急のアナウンスが流れた。


「ターミナル内に居る方はただちに避難シェルターに避難してください。繰り返します・・・」


「なんだ!なんだ!おもしれぇことか?!!とりあえずばあさんにがさねぇとな!」


さすがに能天気な蓮二もあわてて、いなかった。というよりかなにやら脅威になるやもしれない事態に興奮していた。


「お若いの、お前さんはシェルターには入らないのかい??入らないと危ないよ」


「へーき!へーき!それよりやっぱ面白いかもしんねぇな!この街は!」








最後まで読んでいただいて有難うございます。

どうだったでしょうか、割とありきたりだと思う方も居るかもしれませんが一味も二味も違いますよ、まあこれからわかります(多分)

これからの蓮二くんの活躍に乞うご期待。

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