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Ability wars  作者: 大山鳥 鈴
Gray Knuckle
40/41

成果⑦

【赤柱 信】

「あー……。これは多分、折れてるな」

「……」

赤利の居る階に到達後、瓦礫を押しのけ状態を確認した。影を動かすことは可能だが本人が動けないとなると射程範囲はガクッと落ちるし、何より戦力としてカウントするわけには行かない。端末が示している残り人数は30人弱。60点以上確定ってところだろう。本人が望むのであればここで退いた方が良いな。でも、本人的には納得しないよな。

『エイミ、どうする?』

「リタイアすべきだよね」

「まぁ、それが正しい判断だとオレは思う」

真面な判断が出来ているあたり流石に優秀だな。紫花もオレが言いにくいこと察知してくれた辺り優秀だよな。


--


「リタイアする時は端末を自分で壊すのか……。つっても、結構頑丈だよな」

「【影鬼】」

周辺の影が集まり鬼の形になり、地面から起き上がってくる。大きさは2m程。触ったところ実態がある。これを作戦に組んでいれば攻勢に出てたな。と今更後悔。

「すげぇな」

「現時点での私の切り札。使えなかったのは残念だけど」

「……。悪りぃな、作戦ミスったからこんな状況になったわけだし」

「そう思うなら、後でケーキ3個」

「はぁ!?」

『妥当だねー』

やっぱ、そうなるのか。結局、紫花の分も出すことに成り、手打ちになった。

端末は【影鬼】で破壊。上空から教員が一人迎えに来る。多分ここはバレたな。

『赤利影美:64点』


--

「さて、頑張んなきゃ行けなくなったな。つか、何か貰ってなかったか?」

「さて、何でしょう?」

現状整理すると、後衛部隊は4名生存。第2・3部隊も数名。そこから考えるに残り他クラス合計は20名弱。恐らく、ビル倒壊を招いた生徒も残っているよな。不安要素はさらにある。索敵能力の低下、大まかな居場所の被特定。結構不利な条件が揃い始めている。


「いよいよ、まずいな」

「頑張んなきゃって言ってたのに、切り替えはやいね」

「事実だ。他クラス生存者を見てみろ」

翼もドラゴも生存者。他にも数名相手取りたくない<能力>を持つ生徒も居る。

(戦力低下も加味すると一旦引くのがベストか)

「ビル出て、基地戻るぞ」

「了解」

幾つか交差点を過ぎて、基地の方へ進んでいく。

何事も無いよう祈りながら進んでいくが、そんな思いは空しく。

交差点の曲がった瞬間に黒い何かに当たり弾き飛ばされる。


「いっつ。って、げ!」

「ようやく見つけた」

「予想通りか」

「全員集合だね」

現状最悪の遭遇戦に突入する。

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