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Ability wars  作者: 大山鳥 鈴
Red Gun
4/41

<能力>④

【赤柱 信】

(T:104……。あー……そう言う事ね)

生徒手帳を開いて目的のページを開く。

確証を得てから一つの可能性を叩きだす。


「はい、では10分後にそこに来てくださいね」

先生はそう言いながら教室からさっさと出ていく。それと同時にオレは教室から出る。

数秒遅れて、何人か席を立った様だ

「さてと、答え合わせに行きますか……」

「じゃ、私も」

そう言いながら、紫花がついてきた。

「答えはわかったのか」

「全然。付いてけば、勝手に答えしゃべってくれそうだし」

「ちっとは、自分で思考しろよな」


少々呆れつつも関心である。教師陣(むこう)はその辺も採点基準にでもするつもりなのか。

そういう意味では紫花(コイツ)も正解の行動をしている。正しい情報が入るところから情報を得るのは常套手段だし、この先必要な技術だろう。取り敢えず説明を始める。

'ここは一般的な高校より広い敷地が在る。そこにはいくつかの建物があり当然名称が在る。判別しやすいように頭文字を取った'~棟'と言った具合にだ。これは生徒手帳と立て看板にしか書かれていない情報である。'

'ちなみに、この高校には正門の近くに地図の立て看板があるだけで他の場所にはそれらが一切ない。'

'今回の場合は'T'。即ち、'T棟'。通称'部隊(チーム)棟'。'


「それは知らなかったな」

「ま、普通は生徒手帳の携帯はしないし、見もしないだろうな」

「なら、何で持ち歩いてるのさ」

「何となくだ」


教室を出て歩いて1分かからない程で到着。土足で入って良いようで中に入っていく。

入ってすぐの所には、棟の見取り図。中々に部屋の数が多い為、目的の部屋を2人で探す。

「あったよ」

「ok、さっさと行こう」


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