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成果⑥
【赤柱 信】
「ふ~……、助かったぜ。紫花」
「ホントギリギリだったけどね」
突如ビルが下から崩壊。崩壊したビルの鉄骨に何とか捕まり、ぶら下がっている。
紫花はオレの足首につかまっているので非常に危ない。
誰がやったかは分からないが相当攻撃的な<能力>だろうな。
「さてと。赤利、外見れるか?」
『無理だね……。瓦礫で脚挟まって動けないや』
「わーった。第二波が来るまでに助けに行く。索敵だけ頼む」
『早めによろしく』
「そんな訳だから、離れろっての」
「うわぁ!」
紫花を安全な足場に蹴り飛ばし……、適当な場所に着地。
少しずつ倒壊は続いているので、早めに動かないといけない。
(誰も見てないな……。取り敢えず)
近くのガラスの破片で指を少し切り出血させ、摂取。
専用詠唱無しで【血継ぎ】発動。使用時間は恐らく数十秒だけ。この場面で使えそうなのは……。
「【道予想:パルクール】」
数本の道が、視界に表示される。一先ず4階までを暗記し、もう一滴。
「【体重変更:軽量化】」
安全かつ最短ルートで上の階へと向かう。
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【紫花 来華】
「おー、忍者みたい」
あんな事もできるんだ……。ホントにバランスブレーカー<能力>。
「ホント便利だね~。後どれ位ストックしてるんだろう」




