成果③
【小早川 指導】
『それでは、試験始めます。内容は一応中間と同等に扱いますのでお気をつけて』
補講は出来るだけしたくないし、あまり気乗りではないのですがね……。
『改めてルールを紹介します。生き残った部隊に総100点』
つまり、最初の部隊は数点。これでは残酷すぎるし、試験が意味をなさなくなるので
『救済措置として他クラスの情報棟を破壊したクラスには+1点』
このルールを追加することで、戦場が有意義になるよう祈る。
『では、試験開始!』
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【赤柱 信】
試験開始の合図と同時に数か所の爆発を確認。
「いやー、思った通りの展開からだな」
『うん、予想通りだね』
特に規則がない為、こんな事してくる野郎が居てもおかしくないと考えていた。
少なくてもAのメンバー《能力》ではないな。となると。
「翼、ドラゴ。Fでこういう《能力》の奴いないか」
「居たような……」
「こっちはいなかったな」
となると、AとFは除外。ただ他のクラス参照となると時間がかかる。
情報家屋を押さえて情報を多く集めたい。
「……」
「どうしたの」
「いや、疑問が2つ」
《能力》の方は、概ね確定。《爆弾》か《地雷》といったところだろう。
仕組んだのは試験が始まるまでの時間だろう。オレと同じように性格が捻くれてるんだろうな。
(とことん、規則甘すぎだろ)
その爆発は止まらず、付近がとにかく爆破されている。
足止めされ続けるのは面白い展開ではない。現状打破するには……
「キハッさん」
『そうだね、』
「ま、気乗りはしねぇ」
「憂鬱だね」
「おいコラ。誰の所為でこんな事に成ってんだと思ってんだ」
試験が始まる10分前。まさかの指揮官ご指名が飛んできた。
この確信犯が如何やらクラスのメンバーに掛け合ったようで、指示をしてくれと頼まれた。
後から聞いて所、先日の機械兵器討伐の際の話を出していたようだ……。
「ホントお前、余計というか面倒な事してくれるのな」
「お褒めに預かり光栄です」
「誉めてないっつの」
「まー、いいじゃん。切っ掛け作りだと思えば」
友人カウンターは現在進行形で4だと思っている。
自クラスの情報棟は試験開始前から見る事が出来ていたので20名の<能力>を把握した。
簡単に整理したところ、14名は戦闘向き。残りは非戦闘向き。
防衛に回すのは戦闘向き(4名)+6名。戦線を張るのも10名。
メンバーと<能力>はこんな感じ。
1:
赤柱 信:【弾道予測】
紫花 来華:【未来予測】
赤利 影美:【影操作】
2:
飯沼 駆:【加速】
緑山 双葉:【分身】
白重 早雪:【雪操作】
3:
爆田 破竹:【導火線】
地濃 山地:【大地操作】
4:
轟 伝治 :【電流】
青澤 水霧:【霧操作】
この編成が現時点では多分ベスト。ちなみに戦闘慣れしていない奴も今回は編成に組み込んでおいた。
作戦は……
1:索敵&足止め。戦闘も一応考慮。
2:最前線で戦闘。【雪】で視界を悪くし【分身】を使い人数で押す。
3:【大地操作】で地面を荒し、任意の場所を爆破させる【導火線】で進行妨害。
4:【霧操作】で攪乱とあわよくば霧伝いに感電。取りこぼしを少なくする。
最悪、突破されても後衛組に負荷が少なくなるように善処する。




