表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Ability wars  作者: 大山鳥 鈴
Gray Knuckle
35/41

成果②

【赤柱 信】

演習場に着いてから、隊長数十名が集まり資料をもらう。

「いやー、説明が遅れて申し訳ない。公平性の為です」

配布された資料はたった両面刷りの紙1枚。表には地図。でかい訓練場の鳥観図。

詳細には書かれていないが、ビルや家屋が乱立。

気になるのは情報棟と称された地点。数えてみると此処に居る隊長の数と一致。

内容は対応する各隊員の<能力>情報が書かれているとのこと。

要するに、攻略本が落ちていると考えれば簡単か。

裏面には協賛<能力>部隊。第一部隊並びに第二,三,四,五,六,七部隊。生徒会。

(約50%は要らない情報かよ……)

資料を叩きつけたくなったが、試験開始まで時間はまだ有り余っている。


「総勢4vs96の<能力>ロワイヤルでいいか」

「僕は何もできないけどね」

「何言ってやがる。なんか策練ってんだろ、キハっさん」

「どうかな~」

上空ではカメラドローンが常時飛んでいる。戦闘勝敗は恐らくそれで判断するのだろう。

渡された機器は小型ラジオのようなものと腕時計の隊員分。それと、各隊長に携帯電話型の端末。


「信氏。ポイントは何だと思う」

「情報家屋の確保と敵位置ってとこかな」

「そうだねー」

情報家屋には1部隊とはいえ<能力>情報が用意されている。つまりは、弱点も分かるというわけだ。

使える場面は少ないだろうが、情報は多めにあることに越したことはない。

マッチアップ次第では完封も不可能ではない。敵の常時位置不明に加えて乱立する建築物。

通常の戦闘能力に加えて戦場の要素が加わる。絶対に先手を取り、主導権が欲しい。


「なー、手組まないか」

「そうだね。それは妥当な一手だ」

徒党を組んではいけないという規則がない。というか、配られた資料に特に規則が書かれていない。

更に教師陣からも殺害以外なら多少荒っぽい事をしても構わないと言われている。

つまりは、かなり危険度の高い戦闘である。

「同期すぐにできるか」

「他のメンバーに話しないとじゃない?」

「そうか。ま、オレの所は問題なしだと思うけどな」

試合開始5分前までに同期を行う事。動機が行われてなかった場合は敵対という事で手を打った。


----

「という訳なんだが」

取り敢えず受けた指示と考えた作戦を3人に話す。

「今回オペレートはどうなるんだろ」

「そこについては問題なし。前線に出ても構わない」

全員の質疑応答を処理したころ合いで端末に反応在り。

「基原の所だ。敵対の意志はないってことだ」

「裏切りの可能性は」

「その辺は考慮してない」

「おい……」

「それが同盟だしな」

裏切りが在るのはしょうがないだろ。ただ、今後の学生生活に支障をきたす可能性が在る。

その辺を考慮しない奴がいてもおかしくないが。

「取り合えず以上。で、ドラゴは何処だ」

「試合前まで精神統一。時間になったら俺が呼びに行く」

「そか。じゃスタンバってくれ」

「「了解」」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ