成果
【赤柱 信】
「何でこうなるんだ!」
非常に腹立たしい事は遡ること約30分程前に起きた……。
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30分程前。全員が通常通り登校。オレの気分は非常にだだ下がりである。
席についてから机に突っ伏している。何にせよ武術の基本だけは教えて貰ったから、試験の方はどうにかなんだろ。そんな完全にスイッチオフ状態のオレに軽いチョップが入る。
「おはよー。何か世界の終わりみたいな顔してるね」
「それならオレはもっと歓喜してる」
「今日だね」
「あー、さっさと終わればいいのにな」
強化試験の内容説明は殆ど貰えていない状態である。
「取り敢えず登校して会議終わるまで待っていてください」としか前日言われてないな。
実戦形式だろうが1日1クラスでも10日はかかるよな……。
「はい、皆さん。至急ジャージに着替えて10分後に玄関口で待機していてください」
何時の間にか先生が来ていて、HRが始まっていた。
(しまったー寝てた。ま、いっか)
「おーい、信氏」
声を掛けてきたのは基原。そいや、
「先生なんて言ってた」
「ジャージに着替えて、10分後に玄関集合」
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玄関口には数台のバスが停まっている。そして、1年が全員揃ったところで先生が話を始める。
「本日は、本部での巨大訓練場をお借りして、試験をします」
まだ寝ぼけてんのかな……。聞き間違えではないよな。只の試験ならデカい演習場を借りる必要はないだろ。いやー、ここに居る大半のクラスメイトの頭の中は「?」の一文字で埋まってんだろうな。
オレも実際その状態だし。そのまま先生は続ける。
「そこで、個人戦の予定だった試験。これを部隊対抗戦にさせてもらいます」
ははは、訓練の意味はどこ行ったんだろうな。




