表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Ability wars  作者: 大山鳥 鈴
Gray Knuckle
31/41

竜人

【灰 龍悟】

「さて、では、何故、<能力>が表に。つまり、幼少期に発現しない子供がいるのか。厳密に言えば発言はしているが、自らの意志で発動できないか。現代の能力に関する研究ではそこの結論には至っていません。そして、我々の様な<能力>関係者はこれを<未自覚能力>と呼んでいます」


続きの内容を要約すると、<未自覚能力>とは<能力>以上に具体的な発動の意思を必要とするようである。

例えば、<能力>の<筋力強化>は、強化する部位を気にせず使用できる。対して、こちらの<筋力強化>は使用の度に「腕強化」、「脚強化」など発動する為の意思を必要とする。

そして、現代の人々の大半はこのような状態にあるという。


「これを呼び起こすには、相当な訓練が必要となります。今回はその確認も込めての講義ですが……」

当然、参加しない者はいないだろう。此処に居る生徒全員が一度は<能力>を欲したはずだ。

自分もその一人なのだ。叶うのであれば如何いった類の物でも構わない。

「では、不参加生徒0という事で、これから測定を行っていきましょう」

--

結果は、その日中に渡された。俺の<能力>は超常系の<竜化>。

正直、使える気がしないな……。日常生活のどのような場面で「竜になりたい」と思うか……。

結果内容は話しても良いらしいので多少<能力>に詳しいだろう赤柱に話を聞きに行く。

--

「だーっははは! <竜人>って日常生活のどの場面で使うんだよ! 完全に戦闘用だろそれ」

予想以上に笑い転げている。抱腹絶倒が具現化したような状態である。

ソファで笑い転げていたので床に強く頭を打ち付け痛がっている。

「あー……笑った笑った。良いじゃねーか<竜化>」

「何が良いんだ……。御前も言った通り日常では全く使えないぞ」

「だから完! 全! に! 戦闘用だって。面白かったから少し講義してやろう」


--

【赤柱 信】

超常系<竜化>。世界でもこの<能力>を持ち、扱えるものは数少ない。まず、超常系であること。竜化発動時の竜と人の複合生物。所謂「竜人」状態になることがかなり難度が高い。

竜の様な強靭な爪や頑丈な鱗を持ち、人間の知性を併せ持つ。そしてこの<能力>には段階的な変身が可能である。


第一段階が竜:人 = 2:8 の【半竜人】状態。

第二段階が5:5 の【竜人】状態。第三段階が8:2の【龍人】状態。

最終段階は<能力>事態が変化し【龍化】。すなわち10:0の龍となってしまう。


公表されている情報はこんなもんである。でっかい内戦等が報道されてない為、実際、最終段階は不明。

だが、今回の件で納得。発表した国は中国、次いでインドである。

--

【灰 龍悟】

「なるほど、爆弾付きの<能力>なのか」

「そ、<能力>ではな。でもよく考えてみれば、コイツはその<未自覚能力>とやらの方が相性良いな」

確かに……。意識せず竜になるよりも、どの程度の割合で竜の力を使うか明確にできる方が相性がいい。

必要な時に、必要な量の力を使えば消耗も少なくて済む。問題は……

「それをどうやって呼び起こすかだな……」

「それは、自分で考えなさい」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ