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Ability wars  作者: 大山鳥 鈴
Gray Knuckle
30/41

可能生

【赤柱 信】

「本日、3限に<能力>検査がありますので忘れずに」

ドラゴに狙撃の講座をしてから数日後、そんな事を小早川先生から言われた。

内容は特に言われなかったが、言葉通りならば<能力>の検査を行うのだろう。

検査といっても内容は人それぞれ……。


(ドラゴはどうすんだろうな……)

<能力>を保持していない生徒は、その時間は相当暇だろう。50分間の間何してんだろうな~。

オレなら教室に居続けるのは管から屋上にでも逃げるか。


【灰 龍悟】

検査を行ったのは6限目。最終時限で<能力>無し生徒をまとめて測定するのだろうな。

無意味だと思うが指示には従う。時間通り指定された教室に着き、黒板に貼られた席に座っていく。

始業の鐘が鳴り、数分して息を切らしながら一人の教員が教室に入ってくる。

「ふぅ、若干遅れて申し訳ない。壱課主任、小早川です。皆さんにもこれから測定を受けてもらいます」

「測定といっても<能力>無しなのに何を測るのですか?」

妥当な質問が出る。全くその通りである。


「そうですね。では、まず皆さんが、入学できた事について考えてみましょうか。時間は1分、どうぞ」

妙な事を言い出す教師だ。だが、言われてみると確かにそのとおりである。<能力>を持たない者が如何して入学できたのか。一度は考えた。翼やほかの壱課は<能力>がある為、ほとんど試験らしい試験は受けていなかった。入試の前後から考えてみるか。自分が受けたのは、筆記と面接の2つ。

……。いや待て、信の話が正しければ、面接の時か。


「それでは終了。答えは……」

行着いた答えは1つ。恐らくではあるが日程的に考えて、それ以外の回答は思いつかない。

「<能力>保持の可能性が在る……」

「あらら、灰君。正解です」

教室内は騒然。正直自分でも状況を呑み込めていない。


「その通りです。入学者は全員<能力>を持っている。それが表に出ていないだけなのです」

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