狙撃訓練
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関東校の演習場には大きく2種類存在する。
1つはテニスコートサイズの近接訓練場。
もう一つは奥行き360mの狙撃/射撃訓練場。ちなみにこれは3階建てで同時に90人ぐらいは訓練できる。
狙撃用の部屋は8つに分かれており、木のボードの目標にBB弾より少々固い球を当てることで訓練にしている。実弾を使うのは金がかかるためである。
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【赤柱 信】
「取り合えず、自論で狙撃手がどうあるべきか簡単に説明するぞ」
「自論か」
「さっきも言ったろ、本職じゃないんだからな」
自論としては重要な点は3つ。
第一に「移動」。数発撃ったら移動。位置がバレようがバレまいが、即逃げ。
第二に「体力」。重い武器であるライフルを担いで場所を移動しないといけない。
第三に「感覚」。場面によってはこれが重要。危機や距離を感覚で測る事が出来れば大したもんだと思う。
「以上」
「随分大雑把だな。もう少し真面な説明は出来んのか?」
「お前はあれか、傷口に海水塗り込んでいくタイプかな?」
「傷口に塩だろ?」
「あー! そうですよ。オレが悪うござんした」
何となくだが、冗談通じないのか?
こんなことで一々半ギレしていては、精神が持たないから切替。切替。
「今日は止まってる的の体にを8割方撃てるようになれば良いか……」
「最終的には何処まで行けばいい」
「うーむ……。例えばだけど、ビルに隠れた狙撃手を自力で見つけて一発で仕留めるぐらいか?」
「なるほど……」
コイツ、いつか実行しそうだな~。まぁ、そんな狙撃手居たら強すぎるけどな。
今日は……。そうだな、25m先全弾ヒットできれば重畳かな?
携帯用ゲーム機は持って来る事が出来ない。しょうがないので借りてきてる(半ば借りさせられた)小説でも読んで結果待つか。
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「よし」
まさかの開始30分で100m先の停止的の頭、撃ち込めるようになるか……。
「赤柱、次を教えてくれ」
若干コイツ、目が輝いていないか……。オレはこれ以上教える事は出来ないので、
「キミはセンスの塊だ。違う人に習いなさい」




