後日談③
【赤柱 信】
「呼ばれた理由。わかりますか?」
昼休みに小早川先生に個人的に呼び出された。大方の見当はついている。保留状態の処分をどうするかだろうな……。保留状態なわけだし何時かは処理されるとは思っていたが……。割と早いな。
「無許可で戦闘したとかですかね」
「違いますよ。勝ち目0に近い状態で隊員を戦闘に参加させた。等々です」
でしょうね……。隊員を戦闘に参加をさせた、勝てる見込みは全くなかったのに一人で戦ったり、結果右腕粉砕される等々(ちなみに体は戦闘終了時にさっさと全部直した)。判断ミスが重なった。
だが、危険・違反行為をしていなかったら更に被害は出てたと思うがな。その辺を考慮した処遇に期待。
「君の事は未だ大して知りませんが、意外と無鉄砲なところ。がありますね」
「……」
「加えて、無謀です。真面な点は、慎重かつ戦闘時の頭の回転が速い。くらいですかね」
ここまで言われるとは、正論過ぎて何も言い返せない。評価も、まぁ妥当なものだと思う。
「で、処分の方は無しです」
「は…い……?」
「正直、色々質問したいですが……。そんな時間が、教師側にないんですよ。それに君等の様な、力のある生徒を遊ばせておくわけにもいかないという事で、御咎めなしです」
以外である。質問攻めを受けるもんだと思ったから回答を用意していたのにな。
だが、時間がないってのはどういうことだ。確かに事後処理で結構忙しいんだろうけど……。
「で、ここからは他言無用でお願いしたいのですが」
「はい?」
「次回からの<能力>基礎演習についてです、お礼程度に思っていてください」
次回の授業の内容を教えてくれるらしい……。怪しいだろ。




