<強襲>3
【赤柱 信】
相当な威力だったな。レーザー発射口から真っすぐ地面が抉り取られ焼けている。
判断ミスったら塵芥どころじゃ済まなかったな……。ここまでくると警察や軍のものではない。
「自作品か……?」
じゃなきゃ、ミサイルやレーザー砲を搭載できるわけない。ある程度の重さを超えると当然機動力は落ちる。それでも機敏に動けているのは、<能力>を適応させているからだろう。搭乗者は居ない。なら、遠隔で適応させる何かがあるはず。
「情報は大分揃ってきたな」
『さっきよりも早い突進』
「うっそだろ」
防御態勢を取っていないので盛大に吹っ飛ばされ、周辺の瓦礫に突撃した。<能力>で若干身体能力を強化したので<緑>見たくはいかないが軽減できたはず。だが、軽く脳震盪を起こしたようで意識が朦朧とする。血は流れていないので一安心。しっかし、体が全く動かん。
『大丈夫?』
「秒……は」
『50秒』
あー、マズイ。50秒あったらこいつはオレを蜂の巣にするのは容易いぞ。実際、右手の銃口から予測線が見えている。無理矢理体を捻り避けていく。そのまま転がり瓦礫の後ろに隠れる。横に転がったので少々吐き気が……。瓦礫は絶えず弾をバカバカ撃ち込まれているので少しづつ破壊されているようである。
「瓦礫の破壊される時間は?」
『5秒以上』
「こうなったら……」
残り一丁の拳銃で銃口を狙って三点バースト。やっぱ、キレイに当てることができない。
結局、6発も無駄撃ちにした。3回目を始めようとすると、拳銃を射撃される。おかげで破損。
完全に万策尽きた。その時、
『インカム3番』
『了解』
即判できない会話がインカムから入ってくる。
『うぉおおおおらぁぁ!」
インカムの声が徐々に近づいてくる。
つまりは……




