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<強襲>
突如として爆音が聞こえ、廊下の窓が震える音がした。
当然、窓の外で何が起こったのかを確認する。
「おいおい……。こんな事あるのか」
唐突に正門に人型の機械が落下し現れたようだ。手持ち武器はGG。背面には恐らく数種の武器。
最近、警察で使用されている機械兵器か。機体のコードネームは腕にTovalkaと刻まれている。
こいつは確か、人が実際に乗って操縦するタイプのはず。見たところ、人が乗っている気配がない。
兎にも角にも、こいつは学生が相手取れる型ではない。
「逃げんのが妥当だな……」
「逃げられると私が危ないんだけど」
また、こいつは。まるで其処に居たかのように現れるのな。
「言葉のまんまか?」
「うん。ここが1つ分岐点かな」
恐らく今、紫花に見えている未来は少なくとも2つ。多くてそれ以上。
「何人かいれば勝てるか」
「その道は……あるね」
数秒、思案。少々無謀だが、時間稼ぎの策はある。
「2人を呼んでくれ、警察通報。内容は指定能力不法使用で被害はテロレベル」
「テロレベル?」
「今、言った内容を警察に伝えればAFがすぐに動く」
こういう類の件で真面目に話しても動くのは警察ではなくAF。
ウソ情報でも誤報でも何でも使って、即刻来てもらうのが非常に現実的。
後は、教員にも少しは参戦してもらいたいもんだ。
「さてと、頑張りますか……」




