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Ability wars  作者: 大山鳥 鈴
Red Gun
10/41

<能力>⑩

【赤柱 信】

要は即決しろという事だろう。ただ、その即決が今後の部隊の動向や指揮に関係してくることは言うまでもない。慎重に決めなきゃならんな。


「面倒だからジャンケンでよくない?」

言い出しっぺはまさかの紫花。おい、お前、見えてるから、わざとそういう事を言ってんだろ……。さらに、オレがジャンケン勝てないマン。であることもこいつなら知ってるしな。この、確信犯が……。


「まぁ、誰が隊長になっても支えれば良いだけだからな」

「ドラゴに賛成」

他の2名もまさかの賛成のようである……。3:1ではどう足掻いても勝てないのでここは素直に受け入れた方が良いようだ。


「「「「ジャンケン、ポン」」」」

……。うーん、完敗かよ。オレだけグーで他三人同時にパーだと。一人だけが初手でジャンケンに負ける確率はいくつだっけ。そんなこと考えている場合ではない。

『部隊長が決まったら、この棟の職員室へどうぞ』

ここまでくると何も面白くねぇ……。


--


渡されたのは「訓練の手引き」4冊と今日の任務、市外警邏の内容書。ポイントは11時からの3時間。

これは……生き地獄確定じゃないか。まだ4月と言っても今年は結構暑いんだぞ。そんな時期、時間帯に市中警邏かよ。面白くねぇ、加えてゲームイベント不参加確定。\(^o^)/オワタ。だよ……

しゃーない、留年するわけにはいかないからな。取り敢えず持って帰るか……。


--

【小早川指導】

彼らに渡した手引きの内容をかいつまんで簡潔に紹介しますね。

・訓練用武器携行の許可。又は学校認可の武器 (竹刀、改造エアガン)。

・非戦闘時における一部<能力>の使用許可 (未来予見、聴覚強化)。

・犯罪者発見時は即刻通報 (TEL:000-XXXX-XXX)。

・戦闘時は犯罪者以外に被害が出ない程度での<能力>使用許可(一部は許可が必要)。

・目的はあくまで戦闘訓練。無理は禁止。

こんな所ですね。後は色々詳細に記載されていますが、今回は以上。

--

「こちら、7A区域異常なし……」

『7Bも異常ないな』

部隊の編成は、オレと灰。機動力に自信がある白井は一人で区域内を走り回っている。


今のうちに色々聞いた方が良いのかもな……。

「あのさ、灰」

「ドラゴだ。赤柱」

そこ、拘るのな……。自分の本名嫌いなのか。

「なら、オレは信で呼んでくれ。苗字は言いにくいだろうし好きじゃない」

「……。善処しよう」

「さっきの続きだけど、白井ってどんな奴なんだ。2人は知り合いっぽいみたいだし」

「簡潔に言えば、猛禽類だ」

実に簡潔。あの見た目からはそうはとても思えないけどな。第一印象は物静かな奴なんだけどな。


「後は、そうだな……剣術でなら同学年には負けなしだったな」

「入試の話か」

「そうだ」

つまりは緑の<能力>か。あれは確か統一して戦闘だったからな。その事を知ってるってことは。

「ドラゴも<能力>あるのか」

「いや、俺は持っていない」

「すげぇのな…」

最近の喧嘩やら戦闘では<能力>がモノを言う事の方が多い。そういう事例は十中八九<能力>の有無や練度が関係してくる。こいつは、戦闘試験受験して合格ライン到達したのか……。ありえん……。身内がクッソ強すぎる。隊長の立場は何処へやら……。

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