Episode.6(後編)
「どうだった?」
ほのかが部屋の外で待っていた。
いや。普通に、と答えた。
「次に行く場所はステージだ」
「ステージ?」
「そうよ」
ステージの上に立つと、大声で「作戦会議を始めよう」とほのかがいう。
次々に人がステージの周りに集まる。
「櫻木京一郎さん、作戦概要をお願いします」
「わかりました。メアリ今回の断章を説明をわかりやすく」
はいはーい、とステージの奥から聞こえると、ステージ上にモニターが現れる。
画面に映されたのは、猫耳をつけた黒髪の長髪の少女だった。
「今回は少し、大変かもー」
「童話騎士団が、バックについているから、ですか?」
「ご明察ぅ」
「じゃ、今回の作戦に私は別行動で、参加いたします」
「ほのか、分かりました」
「ほのか、僕も」
彼女はただ睨みつけただけで、何も言わなかった。
「メアリ、作戦を開始する計測を開始してください」
りょーかい、言ってモニターが消える。
「作戦を開始する」
モニターが電子時計に変わり、時を刻み始める。
武装をし始め、即座に会場から立ち去る。
「石橋、これより手伝ってもらうわ」
ステージから飛び降りる。




