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Apocalypse -アポカリプス -  作者: 秋月秋葉
25/26

Episode Finale 最終楽章 『優シイ歌』

 スカイツリーの周りが、爆撃により燃え盛りビルが壊れてゆく。


 「しかし、もう遅い…世界は私の手に。そして世界は私にひれ伏す」


 そんなの妄想だろ!と言って、燈羽莉ひばりが持っていたナイフを投げつける。


 投げたナイフが、見事に心臓の位置に突き刺さる。


 急いで非常用階段を使って、タワーの下まで駆け下りる。


 「ごめん、お姉ちゃん。≪魔女の権利≫をもらっちゃったみたい」


 「いいよ、あなたにあげる。まずはここを脱出しましょ」


 うん、とうなづいて、階段を駆け下りていってタワーの管理施設の外扉までたどり着く。

 

 あとは、私に任せて。と言って燈羽莉と別れる。


 タワーを一気に結晶化させる。


 「GHQの奴ら、聞こえるか私の名は……世界を革命する力を持つ魔女 神無月 ほのかだ!今すぐ作戦を中止しろ」


 数分後、ミサイルがタワーに向かって飛んでくる。


 タワーから振り落とされて、地面に叩きつけられる。


 「……ミンナ」


 “彼女は再び知る結末”


 “終わらない結末”


 “争うから憎しみ、悲しみが生まれる”


 「そして…セカイは」


 “終わりへと―――――――”


 瓦礫の中から立ち上がると、そこは何もなかった。


 街だった場所は、壊滅しなくなていた。


 「私はもう一度世界に反抗をする」


 2032年12月31日 東京 壊滅

 死傷者数 不明


 この後、ほのかは軍隊を結集しGHQ本部に奇襲をしかけ、破壊しつくして機能停止に追い込んだ。


 まぁ、この先は誰も知らないお話だけどね。


 彼女は戦いのなかで、優しい歌を歌った。


 そう優しいくも儚い歌を。

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