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Episode Finale 第1楽章 『オワリ』
“私が誰だって?そんなの関係ないよ”
“さぁ、目を逸らさないで”
東京スカイツリーの第一展望台までのぼる。
「やっぱり、黒幕はあなたでしたか。と墓地であった男がそこには立っていた。
「やぁ、ほのか」
こないだの借りは、ちゃっかりと返してあげる。といい刀を握りなおす。
どうやらウィルスの力を。といいほほ笑む。
「戯け。このバカ」
「私の名前は 高見沢康介。あなたの父とそのウィルスを研究していたんだよ」
「父と?」
そうだよ。とほほ笑む高見沢。
「この周波数が、ウィルスの発症を促す」
「耳障りな音だ……」
爆発音が響くと音がやむ。
「ほのか、お待たせ」
達也?と振り向くとエレベーターホールに達也が立っていた。
「達也、なんでここに?」
櫻木さんに聞きました、と拳銃を構えて近寄ってくる。
「これは私の戦いだ、下がっていろ」
これをみんなに。と言ってUSBを投げる。
「わかった」
任せたぞ、と言ってもう一度男の方を向く。




