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Apocalypse -アポカリプス -  作者: 秋月秋葉
17/26

Episode.13 1章

 失楽園の目の前に立つ。


 意識を集中させると、ウィルスが腕にまとわりついて結晶化する。

 

 腕を鏡面に触れさせると、鏡面が砕けて腕に吸収される。


 不思議…と呟く。


 近くに落ちていた包丁に触れると、包丁が結晶化して赤い透き通った剣になる。


 渡された資料に目を通すことにした。



 肯定書から渡された本に目を通す。


 「5人の魔女……世界のかなめ…訳が分からない…終わりの始まり」

 

 最後に挟まれていた封筒を見つける。


 これは?と思って封筒を開いた。


 中には2つの小さなメモが入っていた。

 


以下 1つめのメモの内容なり。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 12 月 31 日 アポカリプス が パンデミック


 東京駅、秋葉原駅、上野駅、新宿駅、渋谷駅 ニテ


 作戦 展開 シテイタ 全 テノ 自衛隊 ハ


 感染 シ 発症 。 全滅 シタ 誰 モ 赤い結晶 ニ


 ナッテ 砕 ケ 散 ッタ。


 モウ 終 ワル セカイ……


 新 シイ 子 ラハ 「 絶望 」 シカ セカイ ヲ

 

 知 ッテ 欲 クハナイ


 ドンナ コトガ アロウトモ 


 赤イ セカイ デ 俺 モ 滅ブノカナ。


 アア 歌 ガ 聞 コエル。


 最後 ノ キボウ ヲ ココニ 刻 ム


 「 ホノカ 」 ガ キボウ




以下 2つめのメモの内容なり。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 どうやら、世界は「ほのか」の意志によって救われたようだが、まだ安息とは言えない。


 一人の魔女が消失しても、まだ彼女と残りの3人の魔女がいるからだ。


 ほのかの力が世界に、及ぼすのは(字がかすれて読めない)だけ。


 彼女と彼女の姉。それぞれは火を司る。


 世界を業火で焼き尽くす。だけではない事は知られていないであろう。


 優しい二人の魔女は…。


 (この先は字がつぶれて読めない)

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