表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Apocalypse -アポカリプス -  作者: 秋月秋葉
13/26

Episode.10

 うつぶせに倒れるほのかの近くまで、今のほのかと同じ銀髪の少女。


 「おはつお目にかかります。わたくしの名前は白銀の魔女 神無月 燈羽莉ひばり。こいつの姉だ」


 ほのかの背中を踏みつけて、同じ足で脇腹を蹴り飛ばすとほのかが仰向けになる。


 「こいつが何か知ってるよね、君は……」


 ああ、とほのかをわき見しながら答える。


 「私はこの世に存在しない存在。そしてやっとこの世に具現化できた存在」


 「つまり…ほのかと同類なのか?」


 もちろん、とほほ笑みながらさらに、ほのかに向けてさらに銃を撃つ。


 ほのかの周りには血だまりができていたが、近寄りたくても釘付けされてるような感覚で近寄りたくても近寄れない。


 「お前の姉妹だろ!」


 「ああそうだけど……しかしね、もう血縁を切ったの」


 「なんで」


 魔女同士だから…。と彼女は寂しそうに言った。


 「彼女は死なないから、ちょっと黙って欲しかったからこうしただけ」


 「そうだろうね……このセッティングだってあなたがやったんでしょ、燈羽莉」


 ほのかは傷からも少し出血しつつも、その場から立ち上がる。


 「馬鹿な……。不死の魔女と言え2日かかる怪我を負わしたのに……」


 「これが、ウィルスの力だよ」


 地面に赤い結晶が、砕け綺麗なすんだ音をして落ちる。


 「アポカリプス・ゲノムウィルスの能力か……」


 「そう……達也は本部に戻って」


 わかった。と言って立ち去る達也の背中を見送った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ