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Apocalypse -アポカリプス -  作者: 秋月秋葉
12/26

Episode.9

 これが代償か……、と近くに置いてあるビールケースを椅子にして座り込む。


 「いい機会だから、あなたに教えるわ。行動を共にするんだし」



 この東京には5人の魔女がいた。それと同時に聖骸せいがいつまり、物語の完全版が存在していた。


 東京駅、秋葉原駅、上野駅、新宿駅そして渋谷駅での爆発。これは歴史の授業で習った、東京都新型ウィルスパンデミック通称『Apocalypseアポカリプス』の前の話になるわ。


 雪の降る2012年12月31日に起きた、日本の自衛隊による殺滅作戦。それによって起きた爆発の結果がこのありさま。


 そして、私はその日の1週間前にテロ組織に拘束されていた。聖骸とウィルスの両方を体内の取りこ……いや無理やり感染させられ、そのついでに無理やり聖骸も入れ込まれた。


 そしてapocalypseへと接触した。それでこの魔女の権利を手に入れた。 


 そうそう。ツヴァイ・フリューゲルこれは、2つの翼っていうドイツ語。私には双子の姉がいた、私と同じ時に姿を消した。姉と私で組んだのバンドが今の名前“ツヴァイ・フリューゲル”の原点。ツインボーカルの小さなバンドなんだよ。鳥がはばたくように、私たちも飛びたいってね。それはもう過去の話。今じゃネットで話題のグループになったわ。

 



 「ここまでね、今日教えてあげるのは」


 ビールケースから、立ち上がり刀と拳銃をギターケースにしまう。


 「お久しぶり、ほのか」


 路地裏の向こう側に、逆光で姿は女性と判断できるが、誰なのかは理解できなかった。


 銃声が響き、ほのかが倒れる。

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