第11.5話
第11.5話 :タクシーを改造:
〜初出勤から2日後、修理を終えた車の性能にメイドはあまり満足していなかった〜
〜ブゥウウウウウウン!ブゥゥウウウウウウ〜
〜坂に入った途端に速度が下がった〜
メイド:やっぱり…坂はキツイですよね…
─たしかこの車、好きなように改造していいって許可もらってましたよね
メイド:─よし、魔改造してあげましょう
〜ブゥウウウウウウウウン!〜
〜メイドは店長にメールだけ残し、タクシーをそのまま持ち帰った〜
〜しばらくして〜
修理屋:よぉ!嬢ちゃん!また来たか!
今回はどこがぶっ壊れたんだい?
メイド:いえ、壊れたとかではなく…
少しこちらへ
〜そう言うとメイドは修理屋をタクシーの元まで案内した〜
修理屋:はぇ〜、随分と古い車持ってきたもんだなぁ、
これ、嬢ちゃんの車かい?
メイド:いえ、これは私の副業先の車です
この車、坂とか他にも色々な場面で性能が足りないので、
修理屋:そういう事か、んで?こいつのパワーアップをすれば良いんだな?
メイド:はい、ですが今回はあくまで借り物なので、外見まではやめてくださいね
修理屋:わかってるってぇ、もうあんなことはしねぇさ
メイド:あ、あと私も手伝います、
少しこだわりを入れたいので…
修理屋:おうよ!じゃあ早速始めるぞ!
〜5分後〜
修理屋:なぁ嬢ちゃん、エンジンの改造だけでいいのか?
それだけなら想像以上に早く終わっちまうぞ?
メイド:いえ、内装も、その他諸々もイジります
修理屋:じゃあ俺がエンジンの改造するからよ、嬢ちゃんは内装の改造してくれや
メイド:わかりました、では、
〜4時間後〜
修理屋:とりあえず終わったが…
嬢ちゃんの方はどうだ?~ガチャッガチャッ~
メイド:はい、こっちはあと配線周りで終わりです、
修理屋:こっちは終わったし、手伝おうか?
メイド:はい、助かります
〜それからしばらくして、タクシーの改造、もといドレスアップが完了した〜
〜そしてまた修理屋が勝手に何かを追加した〜
〜キュイキキキキ、ブォオオオオン!!!〜
メイド:おぉ…音が前より大きくなりましたね…
これちゃんと車検通るようにやってます?
修理屋:もちろんだ!使ったパーツ全部車検対応だぜ?
メイド:それなら良かったです、
修理屋:あととっておきの機能もつけておいたからな!走ってる時にハンドルについたボタン押してみな!きっと驚くぜ!
メイド:そうですか、まぁ、外観に変化は無いのでいいです
じゃあ今日はありがとうございました!
修理屋:おうよ!じゃあなー!また来いよー!
〜修理屋は走り去っていく車に手を降っていた、そしてそれに気づいたメイドも手を振り替えした〜
第12話に続く To be continued…